(77)「勝ちやすい地合い」と「勝ちにくい地合い」の判断基準はありますか?
引き続き、まったりと逆張り買い戦略を開発しております笑
今日はよくあるご質問と回答シリーズです。
■「勝ちやすい地合い」と「勝ちにくい地合い」の判断基準はありますか?
過去の相場を見れば2013年は勝ちやすい地合いだったと分かり、
2008年は勝ちにくい地合いだったと分かりますが、
「今はどっちなのか」「これからどうなっていくのか」の判断基準を教えてください。
まず、これからどうなっていくかは、誰にも分からないと思います。
「この銘柄が将来的に上がるか?下がるか?」
というのが分からないことと同様に、
今後相場が上昇するのか、下落するのかはどうしても分からないものです。
また、私の場合ですと特に、
悲しいことにこれからどうなるか?を予想しても当たりませんので、
その予想することに時間を割くこと自体、無意味です苦笑
そのため、これからどうなっていくかを読むのではなく、
私の場合ですとトレンドフォロー派ですので、
・相場が上昇するほど買いポジションを増やす
・相場が下落するほど買いポジションを減らす
こういうポートフォリオを組んでいる、というだけのお話となります。
ジャスダックインデックスは
2014/9/29 106.54
2014/10/3 103.41
と下がっています。
そのため、
「2014/9/29の買いポジション量よりも、2014/10/3の買いポジション量は少ない」
これだけのお話です。
相場を読んでいるわけではない、ということですね笑
あくまで、結果論で動いているというだけです。
「今はどっちなのか?」につきましては、
勝っているシステムトレーダーの場合ですと、
自分でルール化している場合が多いと思います。
たとえば私の場合ですと、
・ジャスダックインデックスが25日線下の場合には勝ちにくい地合
・もしくは、トレンド判定フィルターが下落トレンドを示している場合には勝ちにくい地合
と定義しています。
これは、多くの買い戦略の場合、
ジャスダックインデックスが25日線上の方が過去の期待値が高いためです。
私自身の考えですと、2014年5月以降は今のところそこまで悪い相場ではないですが、
2013年クラスの上昇相場は、5〜6月をのぞきますとなかったような気がしております。
といいますのも、
ジャスダックインデックスが、2014/1/23の高値である108.69を超えていないからです。
シストレでは新興シグナルが多いですし、個人的には日経平均よりもジャスダックインデックスを見る場合が多いです。
私の場合ですと、
ジャスダックインデックスがこの高値を超えたら超上昇相場、と決めています。
もちろん、これが当たるか外れるかなど誰にも分かりませんし、
1回超えて、その後失速するようなダマシ的な動きも考えられます。
とはいえ、私自身の場合ですと、
「ジャスダックインデックスが長期の高値を超えてきたら相当強い相場」
と決めているだけ、というお話になります。
やはりといいますか、
日経平均やジャスダックインデックスが長期の高値を上抜いてくる相場、
これがトレンドフォロー派としては究極の相場であると思っておりまして、
個人的にもこういう相場が早くきてほしい、とは思っていたりします笑
なお、私の場合ですと、
今の相場は押し目買いまたは逆張り買い中心です。
もうちょっとジャスダックインデックスが上昇してきますと、順張り買い主体になるとは思います。
順張り買いは相場上昇に追随する張り方ですので、
相場が上昇すればするほど順張り買いのポジション量が増えていくのは、
極めて自然なことだと考えております。
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