勝てる戦略へのアプローチ方法(21)
順張り買いの勝ち方の1つである損小利大を目指すためには
「平均損失と損失の標準偏差を小さくする」
というのが1つのアプローチ方法と書かせていただきましたが、
今日は、
平均損失と損失の標準偏差を小さくするにはどうすればいいか?
という点です。
結論から言ってしまいますと、
「保有日数を短くすること」
です笑
保有日数を短くしますと、
1トレードあたりの期待値は多くの場合落ちます。
ただその分取引回数は増えますので、
「回転率を上げる、効率を重視した手法」
とは言えるかもしれません。
たとえば翌日寄りで離すスイングですと、
保有日数は2日になりますが、
こういった戦略の保有日数を短くするにはどうすればいいかといいますと、
「引けでの損切りを入れる」
というのが一番分かりやすいと思います。
たとえばですが、
・終値が建値よりも小さい場合、当日引けで売り
・陰線の場合、当日引けで売り
などですね〜。
あとは保有日数が3日以上の戦略の場合などはさらに、
「逆指値での損切りも併用する」
という手法も考えられます。
たとえば、
・翌日逆指(終日)(建値−5%)で売り
などですね〜。
上記条件などを入れますと、
多くの場合1トレードあたりの期待値と勝率は落ちます。
ただその代わり、
元データに比べますと
・保有日数
・平均損失
・損失の標準偏差
の値が小さくなる場合が多いと思います。
個人的にはこれが順張り買いでは便利なテクニックだと思っておりまして、
・引けで時間が必要になる
・また、時々ミスで保有が検証結果と異なる場合が出てくる(引けの株価がどこで終わるかわからないため、際どい位置の時は結構ミスします苦笑)
などのデメリットもあるものの、
メリットの方が大きい、とは思っていたりしますね〜。
まったく正しいというわけでもないのですが、
順張り買いの場合特に勝率は重視せず、
「1トレードあたりの損失を抑えること」
というのが1つの勝ち方だと思っています。
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