バックテスト段階の期待値が重要だと考えます。
期待値には2種類あると思っていまして、
1つはバックテスト段階の期待値、
もう1つは最適分散投資後の期待値です。
この2つは何が違うのかといいますと、
バックテスト段階の期待値は「資金が無限にあると仮定した場合の期待値」で、
最適分散投資後の期待値は「200万など、資金を有限にした場合の期待値」、
ということですね〜。
もちろん、スリッページを度外視しますと、
収支的にはバックテスト段階の期待値よりは最適分散投資後の期待値に近づきます。
これはやはりといいますか、
資金が無限にある人などいないためですね苦笑
「バックテスト段階で2014年の期待値はプラスなのに、最適分散投資後ではマイナスになる」
こういった場合も少なからずあるかもしれません。
これは私の場合ですとどう考えるかといいますと、
「その戦略は優秀であり、今年機能している」
と考えます(ぇ
最適分散投資後にマイナスになるのは、
単に引いている銘柄が悪かっただけ、
というような考え方ですね〜。
といいますのも、
もしバックテスト段階の全てのシグナルに仕掛けることができていれば、
その戦略はプラスであるためです。
以上のような点から、
個人的にはどちらかというとバックテスト段階の期待値を重視するタイプかもしれません笑
とは言いつつも、
期待値だけが重要というわけでもないと考えておりまして、
大事なのは
「取引回数×期待値の大きさ」
だと思っています。
バックテスト段階の今年の期待値がプラスなのに、
最適分散投資後の今年の期待値がマイナスの場合には、
とにかく最適分散投資ファイルの優先順を変更するのが有効です。
これはもちろんマーケットインパクト対策にもなりますし、
おそらくですが販売戦略にはもっと適した優先順が潜んでいる可能性が高いとは思っていたりしますね〜(ぇ
…もちろん、これが事前に分かれば苦労はしないわけですが苦笑
事前に分かる要素ではないですが、
優先順をカスタマイズしたファイルを保存しておき、
フォワードでじっくりチェックしていくのがやはり地味ですが有効な手段ではないか、
と思っていたりしますね〜。
逆に、バックテスト段階の今年の期待値がマイナスの場合ですが、
買いでは今年の相場ではやむを得ないと考えます。
これは結構地合の影響が大きいのですが、
もし今年の相場で売りの期待値がマイナスの場合などには、
最適分散投資側ではなく、
バックテストファイルの仕掛け条件などを見直すのも1つの手だと考えます。
さて、三連休も終了で相場再開ですね〜。
個人的にはいつもワクワクしてしまうのですが苦笑、
淡々と頑張っていきましょう笑
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