(157)戦略を調整する時、どのようにパラメータの数字を決めていますか?
■トレシズさんは戦略を調整する時、どのようにパラメータの数字を決めていますか?
私の場合の手順ですと、
戦略を開発する際にまずはいろいろな銘柄の日足チャートを見まして、
大体のパラメータを予想します。
もちろん、
イザナミにおきまして、各銘柄の日足チャートのトレンドグラフ領域やオシレーターグラフ領域には何かしら採用したい指標を表示させる感じですね。
その上で、
「大体こういう位置で仕掛けたいな」
という値を探していく感じです。
たとえばですが、
・強い推移をしている銘柄が、大体、移動平均乖離率(終値)(25日)−10%あたりまで押したら仕掛けたいな
などといった感じですね。
大体の目安が決まりましたら、
戦略のバックテストをし、
バックテスト終了後の「結果概要表示」→「その他集計」→「ユーザー指定」で、
上記例の場合ですと「移動平均乖離率(終値)(25日)」を表示します。
あとはたとえば、上記画面の「設定」ボタンを押して表示される
「その他集計のユーザ指定設定」
におきまして、
…
15より大きい
10より大きい
5より大きい
0より大きい
…
などといった感じで各数値の期待値を表示させ、
範囲を絞り込む、
などといった手順はよく使いますね。
もちろんこれは、
Excel集計でもいいと思います。
ただやはり、
細かい数字というよりは、
「最初の、こういう銘柄のこういう位置を狙いたいというアイデア」
の方を大事にしている感じかもしれません。
実際、
細かい数字にこだわってもあまり意味がない場合が多く、
本当に大事なのは、
「その仕掛け位置や手仕舞い位置にはエッジがあるかどうか?」
という点だと思っております。
このあたりはやはり、
チャートや日々の日中の動きなどをチェックして調整していくのが無難、
とは思っていたりしますね〜。
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