システムトレードブログ

約定率について語る

私自身は戦略を開発する際、

「約定率」

にはあまりこだわっていないかもしれません。

むしろ、

「結果的に、これぐらいの約定率になった」

という場合が多いかもしれませんね苦笑

たとえば日足チャートなどを見てみますと、

寄りで仕掛けた方がいいときもあれば、

寄りから一定レベル下げるのを待ってから仕掛けた方がいい場合もあり、

ベストな仕掛け方はやはりいろいろな場合があると思います。

そのため、

「こういう日足チャートを描いている時にはここらへんで仕掛けたい」

といった構想を形にしたものが仕掛け方法ですので、

約定率は結果論になってしまう、

ということなのかもしれませんね〜。

約定率そのものは、

「仕掛け位置」

でコントロール可能です。

たとえば前日終値に近いところで仕掛けるほど約定率は上がり、

前日終値から遠いところで仕掛けるほど約定率は下がる形ですね。

約定率が高い戦略のメリットは、

「余力計算がしやすい点」

です。

たとえばですが、

「次の日用に、50%の資金は残しておきたい」

という場合には、

約定率が100%近い戦略の場合には、

残りの50%分だけ仕掛ければいいだけですので、

「ポートフォリオを組みやすい」

という点が何よりの武器だと思います。

一方、

約定率が低い戦略のメリットは、

勝率や期待値が大きい点かもしれません。

約定率は低いものの、

約定した際には過去の期待値が結構ある場合が多いですので、

慎重な方に向いた戦略、

とも言えるかもしれませんね〜。

ただ一方、

大きなデメリットとしまして、

「余力計算が大変な点」

があります汗

といいますのも、

元々の約定率が低いため、

レバレッジをかける場合が少なくないと思いますが、

こういった戦略は多くの場合、

「市場暴落時等に約定率が跳ね上がる」

という特性があったりします苦笑

そのため、余力管理が難しいわけですね〜。

といった感じで一長一短はありますが、

私自身は基本どちらのタイプも使いますが、

なんだかんだで後者の約定率が低い戦略の方が初心者向きではないか?

とは思ったりします。

といいますのも、

これは先日のお話と似ていますが、

約定率が低い戦略の方が資金効率が劣るためですね。

資金効率を落とすというのは決してマイナスではなく、

じっくりシストレを学ぶには、

資金効率が悪い方がいい、と思うほどです苦笑

その上で、

資金効率を上げる方法はゆっくり学ぶとして、

期待値や勝率が高い戦略でじっくり学んでいく、

という行程が結構おすすめだったりしますね〜。

トレシズの「シストレの開発・カスタマイズ」の記事

前々記事:陰線銘柄と陽線銘柄の特性の違い
前の記事:シグナル銘柄を減らす条件を入れる
今の記事:約定率について語る
次の記事:順張り買いのシグナル数は絞った方がいい?
次々記事:個人的に好みな、厳しめに見積もる検証方法

おすすめ記事

売買対象銘柄の絞り込み

たとえば東証一部銘柄や、情報通信業銘柄等、売買対象銘柄を絞り込みたい場合もある…

ボラティリティの大きいシグナル銘柄を排除するには?

戦略にもよりますが、短期戦略、かつ新興メインで高期待値を狙う戦略の場合、基本的…

> このページのURLをPCメールアドレスに送る