シストレ駆け出しの頃にはまる罠(29)


シストレ駆け出しの頃にはまる罠(29)
2013年9月1日(日) 22:26:09 トレシズ
 
いや〜、なかなか残暑が厳しいですね苦笑

皆様は体調など崩されてはいませんでしょうか?

なかなか寒暖差が激しそうな時期ですので、体調管理に気を付けてください汗

今日は久しぶりに罠シリーズを書かせていただきたいと思います笑

気になるテーマは、「低資金の場合におけるシストレ戦略成績への影響」についてです。

シストレ初心者の方ですと特に、

「この戦略は8月の成績は+10%か、だとすれば資金量50万なら+5万になるし、資金量500万なら+50万になるな」

と思われるかもしれません。

これはものすごい自然な発想だとは思われる一方で、

実際のところこの認識は誤りです(ぇ

といいますのも、資金量によって一番大きい影響が出ますのが、

「総資金に対する1銘柄投入額の割合=銘柄分散数」

です。

たとえば1銘柄に25万円を投入する戦略Aがあったとしまして、

総資金500万円に対しての25万円ですと総資金に対する1銘柄投入額の割合は5%ですが、

総資金50万円に対しての25万円ですと総資金に対する1銘柄投入額の割合は50%にも上ります汗

これがどの程度の違いがあるかといいますと、

たとえば金額を大きくして総資金2億にしてみますとイメージが掴みやすいかもしれません苦笑

総資金500万円に対しての25万円つまりは20銘柄分散ですと、2億に対しては1銘柄投入額は1000万となり、ある程度は妥当なイメージかもしれません。(2億というのはかなり壮大な仮定のような気もしますが苦笑)

総資金50万円に対しての25万円つまりは2銘柄分散ですと、2億に対して1銘柄投入額が1億という、非常に恐ろしい設定です苦笑

後者は、もし1銘柄が上場廃止にでもなりましたら、総資金の半分をくらうということになります汗

それに対しまして前者の場合ですと、もし1銘柄が上場廃止になったとしても総資金の5%の損失で済みます。

もちろんこれは悪い方の例ですが、

銘柄分散数が少ない場合でもメリットがないわけではなく、

「戦略の調子が良ければもちろん銘柄分散数が少ない方が伸び率が大きい」

という点はあるとは言えるかもしれません。

これはたとえば上記例で、保有中の1銘柄が+20%上がったことをイメージしていただくと分かりやすいと思います。

総資金500万円で1銘柄投入額25万円の場合ですと、1銘柄が+20%上がれば+5万円ですので、総資金500万円→505万円と、+1%の伸びです。

一方総資金50万円で1銘柄投入額25万円の場合ですと、こちらも1銘柄が+20%上がれば+5万円ですので、総資金50万円→55万円と、+10%の伸びです汗

つまり、

「総資金が小さい=銘柄分散数がどうしても少なくなる=日々の収支がどうしても荒くなる」

ということにつながってきます苦笑

だとしたら、

「50万円という低資金の場合でも、総資金500万円のように20銘柄分散ぐらいにしてしまえばいいのではないか?」

と思われる場合もあるかもしれません。

50万円で20銘柄分散となりますと、1銘柄投入額は25,000円となります。

ただここで壁となってくるのが「株の場合は最低購入価格(単元価格)がある点」で、

私でもそうなのですが、任天堂やファーストリテイリングなどの単元価格が100万を超えるような値嵩株には仕掛けることができません苦笑

1銘柄投入額が25,000円となりますとなおさらで、イザナミで株価制限150円、売買代金制限15日1億で検証してみますと、

総銘柄数: 937銘柄
25,000円以下で買える銘柄数: 13銘柄汗

と、シグナル対象銘柄数にだいぶ差が生まれます汗

上記例ですともちろん銘柄数937銘柄あった方が過去の通算利益率が圧倒的に伸びます。

これも極論でイメージいただくと分かりやすいと思いますが、

たとえば「前日比−5%以下になったら買いを仕掛ける」というロジックがあったとします。

そして、

日々の売買対象銘柄数が1,000銘柄の場合と、1銘柄の場合とを比較しますと、

1銘柄の場合ですと、毎日前日比−5%以下になるわけでもないので、シグナル発生日はまばらですが、

1,000銘柄の場合ですと、何かしらの銘柄はたいてい前日比−5%以下になるとは思われますので、ほぼ毎日に近い感じでシグナルが発生すると思います。

シストレ戦略の能力は基本は

「総取引回数×期待値」

で表現されるとは思われますので、

この片割れである総取引回数が0に近くなってしまいますと、シストレ戦略の能力も0に近くなってしまうという理屈ですね〜苦笑

また、1銘柄投入額を25,000円などと小さくしますと、その投入額に対する売買手数料の大きさも無視できないものとなってしまう欠点もあります汗

そのため、総資金50万円と小さい場合でも、1銘柄投入額をある程度の額に引き上げないとパフォーマンスが大幅に劣化してしまうとはいえるかもしれません。

結論を書かせていただきますと、

総資金が50万円などと小さい場合に銘柄分散数を増やそうとしますと上記のように

・売買対象銘柄数が減り、総取引回数も減ることによってパフォーマンスが大きく落ちる
・また、売買手数料の影響が大きくなる

といった点がありますため

「総資金が小さい場合には基本、銘柄分散数を増やせない」

ということになってきます。

そのため

「低資金の場合には、総資金に対する1銘柄投入額の割合がどうしても大きくなり、これは基本避けられないため、低資金の場合には収支が荒くなるのが必然」

という感じになるかもしれないですね〜苦笑

また、これは避けようがないお話とは言えると思いますので、一般的にはこれはこういうものだと認識いただくのが無難かもしれない、と思っております。(ただ、もしかしたらミニ株を使えば多少解消される可能性もあるかもしれませんが笑)

そのため、これはあくまで個人的な考えで恐縮ではあるのですが、

「総資金50万円の場合には特に、日々の収支が荒くなるのは当たり前」

という、事前の心構えが必要なものだとは思っております汗

総資金50万と500万の上記以外の差としましては、

総資金50万: 銘柄1と銘柄2にシグナル発生(2シグナル)
総資金500万: 銘柄1〜銘柄20にシグナル発生(20シグナル)

と、高資金の方が圧倒的に多くの銘柄に仕掛けられる形になります。

このうち、銘柄18という総資金500万でしか引けない銘柄が暴騰したとしましたら、

総資金500万ファイルでは恩恵がありますが、総資金50万ファイルでは全く恩恵がありません苦笑

仕掛けている銘柄そのものが違いますため、総資金50万と総資金500万とで同じ成績になる方がおかしい、ということですね〜。

といろいろ書かせていただき、どうも総資金50万のデメリットのお話が多くなってしまったような気がしますが汗、

ただ上記は結構シストレの根本とも言える部分だとは思いますので、

事前に知っておいて損はない部分だと思いますね〜。

プラスに考えますと、

「低資金の場合には、まず目先は資金量を増やし、銘柄分散数をもうちょっと増やすこと」

が目標になってくる、とも言い換えられるのかもしれませんが苦笑

なお余談ですが、

個人的な戦略開発時にも、資金50万円ファイルと資金500万円ファイルを比較しますと、

資金50万円ファイルの方が5倍ぐらい時間がかかります苦笑

これはどうしても1銘柄投入額の割合が大きくなるため荒くなる影響により、最大DDがものすごく大きくなってしまいますため、かなり調整に時間がかかるためです汗



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