低資金とボラティリティ


低資金とボラティリティ
2012年4月7日(土) 22:07:45 トレシズ
 
戦略をカスタマイズした際に、

「運用資金を大きくすればするほど利回りが落ちるな、何でだろう?」

といった疑問があるかもしれません。

あくまで個人的な考えですが、これはシステムトレードのみならず、普通のトレードでも言えることではないかと考えております。

単利で考えますと、たとえば資金100万円の場合、1つのトレードがうまくいけば2倍の200万円になるということもありえなくはない話です。また、100万円の買い圧力に耐えられる銘柄は非常に多いですので、銘柄選びにもさほど苦労はしないと思います。

それが資金1億になった場合、1トレードで倍の2億に増やすということはまず考えられないのではないかと思います苦笑 さすがにリスクが大きすぎるため1銘柄に1億を集中投資することは厳しいですし、1億というとかなりのマーケットインパクトですので、それに耐えられる銘柄は自ずと大型株か直近IPO等の超人気銘柄に限られてくる形になります。

このように、

「運用資金が大きくなればなるほど、仕掛けられる銘柄自体が減っていく」

形となります。

仕掛けられる銘柄自体が減っていくため売買機会が減りますので、自然と低資金ファイルより利回りも落ちていくという理屈ですね。

以前何かで読みましたが、B・N・F氏も資金が大きくなればなるほどトレードがどんどん難しくなっていくといった感じの内容をおっしゃられていました。

もちろんB・N・F氏の場合は桁が違いますが苦笑、

やはり資金が大きくなればなるほど精神的な負荷が増していく点もありますが、
システムトレードの観点から見まして、

・資金が大きくなるほどどんどん売買対象となる銘柄が限られてくる
・同様の理由で、投資機会が減っていく
・また、資金が大きくなるほどマーケットインパクトや運用リスクを抑制するために銘柄分散が必要となってくる

などの点が、運用資金を大きくすればするほど利回りが落ちる原因だと思います。

資金が大きくなりすぎれば、究極的にはヤフーファイナンスの出来高ランキング上位である以下のような銘柄ばかりの取引になってくることでしょう汗

1 8411 東証1部 (株)みずほフィナンシャルグループ
2 8306 東証1部 (株)三菱UFJフィナンシャル・グループ
3 6502 東証1部 (株)東芝
4 9501 東証1部 東京電力(株)
5 5401 東証1部 新日本製鐵(株)
6 8604 東証1部 野村ホールディングス(株)
7 6501 東証1部 (株)日立製作所
8 6703 東証1部 OKI
9 7261 東証1部 マツダ(株)
10 5405 東証1部 住友金属工業(株)

ただ、上記のような銘柄はボラティリティ(変動幅)が小さい場合が多く、
低資金のうちに無理に売買対象にする銘柄でもないと思っておりまして、

低資金の際の最大の武器は、

「どんな銘柄でも売買対象にでき、また明らかに勝率が高い箇所を狙って銘柄を気にせずどんどん仕掛けられる」

という点ではないかと考えていますね〜。

資金の小ささを生かし、ボラティリティが大きい銘柄を売買できるという優位性が大きいのではないかと思っています笑

そのため、売買対象を変えた方が効率が良くなるのは最低でも数千万円台後半、億近くになってからだと思われます。

また、無理に売買対象を変えなくても、利回りは落ちますが戦略数を増やして銘柄分散数を増やしていくというリスク抑制を重視した手法もあります。

あえて戦略を高資金向けにカスタマイズしたい場合には、

・売買代金制限を8億以上に上げる
・仕掛け条件を緩くすることによりシグナル数を確保する(一般的な戦略はボラティリティが大きい銘柄を狙うため、仕掛け条件はきつめの場合が多いです。そのままだと大型株のシグナルはだいぶ減ってしまうため、仕掛け条件を緩くする必要があります。)
・マーケットインパクト抑制のため、仕掛け条件の一部を変える

などといった感じになると思います。

わらしべハイパー2などは元々の売買代金制限が大きいため、比較的高資金向けのカスタマイズは容易かもしれませんね〜。

個人的には資金が大きくなった場合には銘柄分散数を増やすのがいいのではないかと思っておりますが、

リスクをとってでもどうしても通算利益率を上げたい場合には、1銘柄あたりの投入額を全資金の10%などにすることにより実現可能だと思います。

上記は一般的にはなかなか現実味のないお話のような気もしますが、

「そろそろ売買代金制限を上げる必要が出てきたな〜」

と感じるレベルに到達することを目標にできたら素晴らしいですよね笑



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