続々・多元複利運用について


続々・多元複利運用について
2012年6月4日(月) 22:43:07 トレシズ
 
今日は、ユーザー様から多元複利運用について書いてほしいというリクエストをいただきましたので、

ちょっと極端な内容を書いてみたいと思います(ぇ

たとえばですが、順張りですとトレード毎勝率が低いのが一般的で、勝率が30%もいけば高い方だと考えています。

取引1 -2%
取引2 -2%
取引3 -2%
取引4 -2%
取引5 +10%
→勝率20%だが、トータルでは2%の勝ち越し

といった感じで、勝率は問わずにトータルで勝ち越せばいいという考え方ですね〜。

システムトレードでは、この「トータルの期待値がプラスかどうか」という部分が重要になってくるわけですが、

これは多元複利運用時にもいえると思います。

たとえばですが、1戦略あたり資金50万円で、30戦略を運用したとします。ちょっと極端ですが(コラ

全戦略を運用するために必要な資金は50万円×30=1,500万円となります。

この際に焦点となってきますのは、「30戦略のうちフォワードがいい戦略を1つでも引けるかどうか」です。

たとえばですが、30戦略のうち29戦略はフォワードが異常に悪く、壊滅状態だったとします(コラ

ただ、その中にもし1戦略でも10年間で通算利益率が10,000%に到達するものがあれば、トータル的には以下のようになります。

29戦略が壊滅:50万円×29=-1,450万円の赤字
1戦略が大当たり:50万円×100=+5,000万円の黒字
→差し引き+3,550万円のプラス

このように、勝率が30分の1(3.3%)でも、プラスになる場合もあるということですね〜。

10年間で複利で通算利益率が10,000%というのは敷居がかなり高い感がありますので、5,000%に下げてみましても、

29戦略が壊滅:50万円×29=-1,450万円の赤字
1戦略が大当たり:50万円×50=+2,500万円の黒字
→差し引き+1,050万円のプラス

と、黒字になります。

上記はあくまで机上の空論であり、何より30分の1でも複利運用時における10年間の通算利益率が5,000%に到達する戦略をつかむ事自体が難しいともいえるのですが汗、

ただ上記のように29戦略分の資金が0になるということは、株におきましてはレバレッジ1倍の戦略であればそうそうあるとも思えませんため(半分になることはよくあります汗)、

多少は厳しい計算にはなっているとはいえるかもしれません。

多元複利運用のメリットといたしましては、

上記各戦略50万の場合ですと、

「各戦略のフォワードが異常に悪くても、1戦略あたり50万以上の損失が出る恐れが極めて小さい」

といえる点かもしれませんね〜。

この損失の部分は、トレード毎でいいますと損切りに似ています。

つまり、損失は一定%で抑えつつ、利益はなるべく伸ばすという損小利大の考え方ですね〜。

勝率が低くてもトータルでプラスになればいい、という考え方は多元複利運用にも共通していると思います。

ただ、上記はあくまでご参考という意味合いで、多元複利運用をおすすめしているわけではありませんのでその点だけご注意ください汗

ワンポイントといたしまして、複利運用にした際に過去の通算利益率が伸びやすい戦略には以下のような傾向があります。

・日々の約定数が多い
・保有日数が短い

あくまでイザナミにおける過去の検証上のお話ではありますが、デイトレード戦略や1日オーバーナイトの戦略など短期の戦略ほど、複利運用にした際に過去の通算利益率が大きくなりやすい傾向にあります。

ただ実際には、

「フォワードが良ければ複利にした際の利回りも伸びる」

ということになりますので、結局は全てはフォワードテスト成績にかかっているといえるかもしれませんが汗

上記はあくまでご参考ですが、

考え方や運用方法によっては、戦略毎の勝率を軽視できる場合もあるという点では、1つの指針にはなるのではないでしょうか。



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