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当日の利確と損切りの検証方法

トレシズよくあるご質問と回答

ユーザー様より、当日の利確の検証をできるかどうか?をご質問いただきましたので、

仕掛け方法による差をまとめさせていただきたいと思います。

■成行の買い

〇当日建値+〇%の利確、という検証が可能
〇当日建値−〇%の損切り、という検証が可能
〇当日終値との比較で利確、損切りという検証が可能
※成行の場合始値で約定するため、高値・安値・終値との比較が可能なため

■寄指の買い

〇当日建値+〇%の利確、という検証が可能
〇当日建値−〇%の損切り、という検証が可能
〇当日終値との比較で利確、損切りという検証が可能
※寄指の場合始値で約定するため、高値・安値・終値との比較が可能なため

■終日指値の買い

×当日建値+〇%の利確、という検証は不可能
〇当日建値−〇%の損切り、という検証が可能
〇当日終値との比較で利確、損切りという検証が可能
※終日指値の場合、始値<指値の場合には当日場中の利確検証も可能だが、始値>=指値の場合、高値を付けた後に約定したのか、高値を付ける前に約定したのかが分からないため、利確検証は終値と比較するしかない

■逆指値の買い

〇当日建値+〇%の利確、という検証が可能(スリッページがあるため誤差は出ます。)
×当日建値−〇%の損切り、という検証は不可能
〇当日終値との比較で利確、損切りという検証が可能(スリッページがあるため誤差は出ます。)
※逆指値の場合、安値を付けた後に約定したのか、安値を付ける前に約定したのかが分からないため、損切り検証は終値と比較するしかない

といったイメージになってくるかもしれません。

その上で、当日の利確と損切りはどういう風に設定すればいいのかという一例を書かせていただきます。

■当日建値+5%での利確検証(終日指値の場合以外)

高値が建値+5%より大きい→(青)当日指定値(建値+5%)で手仕舞いする

■当日建値+5%での利確検証(終日指値の場合)

終値が建値+5%より大きい→(青)当日引けで手仕舞いする

■当日建値−5%での損切り検証(逆指値の場合以外)

安値が建値−5%より小さい(同じ含む)→(青)当日指定値(建値−5.3%)で手仕舞いする
※0.3%をスリッページ負荷で設定

■当日建値−5%での損切り検証(逆指値の場合)

終値が建値−5%より小さい(同じ含む)→(青)当日引けで手仕舞いする

トレシズの「よくあるご質問と回答」の記事

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