1銘柄投入額が10万以下だとシグナル効率が落ちる?
1銘柄投入額が10万以下など小さい場合、
「思った以上にシグナル銘柄が減ってしまい、効率が悪い」
という点に悩まれる場合もあるかもしれません。
1銘柄投入額10万の売買可能銘柄数
実際、現在の上場会社数3781銘柄に対しまして、
たとえば、
・最低購入価格が100000より小さい
という条件を入れて検証しますと、
1364銘柄となります。
約36.1%ですね。
実際のシグナルは、
ここに売買代金制限や出来高制限等が加わるため、
…さらに減ります苦笑
1銘柄投入額10万~30万の売買可能銘柄数
なお、20万や30万では以下のようになります。
10万 | 1364銘柄(36.1%) |
---|---|
20万 | 2476銘柄(65.4%) |
30万 | 3048銘柄(80.6%) |
20万と30万の差よりも、
10万と20万の差が大きいわけですね~。
実際、
私自身の運用経験上でも、
1銘柄投入額が20万を超えてきますと、
シグナル銘柄に困ることはあまりない感じですね。
IPOなどでも同様で、
10万ですと狙える銘柄がだいぶ減りますが、
30万あると80%はカバーできる、
こういった感じです。
とはいえ、
総資金が100万以下などの際に、
1銘柄に20万も投入するのは、
…やはりなかなかリスキーです苦笑
1銘柄投入額10万で効率を上げるには?
1つの対策としましては、
「1銘柄投入額が10万以下の場合には、売買代金制限や出来高制限を緩くする」
という手法により、
シグナル銘柄数を増やすことが可能です。
実際、
売買代金が2000万と小さい銘柄だったとしても、
1銘柄投入額が10万であれば0.5%なので、
十分売買対象に成り得ると思いますね~。
あとはやはり、
すぐにどうこうというのは難しいものの、
「将来的にシストレ資金を増やして、1銘柄に20万以上インできるように持っていく」
というのが根本的な解決策かもしれません汗
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