システムトレードブログ

シストレ駆け出しの頃にはまる罠(54) フィルター条件とトリガー条件を明確にする

シストレ初心者の頃にありがちなのが、

「仕掛け条件等に適当な条件を入れて、結果がいいものを採用する」

といったアプローチになりやすい点ではないか?

とは考えていたりしますね〜。

もちろん、

この手法が間違っているというわけではありません。

こういった組み方でも、

いいものは作れる可能性は十分にあります。

ただこの手法は、

・後々のカスタマイズ
・戦略の管理

といった点で、

「ごちゃごちゃになり、原因解明や改良などが難しくなる」

という点が最大の欠点だと思っていたりしますね〜。

シストレ戦略の組み方の基本の1つとしまして、

「フィルター条件とトリガー条件を分けて考える」

という手法があります。

フィルター条件とトリガー条件をどう定義するかは難しいところですが、

あくまで個人的な定義ですと、

■フィルター条件
・どんな銘柄を相手にするか?
・どんなチャート形を狙うか?

■トリガー条件
・フィルターを通過した銘柄(もしくは市場)が、どんな動きをしたら仕掛けるか?

といった感じで分類していたりしますね〜。

つまり、

戦略の構成要素は最低でも2つある、

ということですね。

どんな銘柄やチャート形を相手にするか?

という点を初めに決めておきますと、

後で戦略を追加する際にも足りない戦略を把握するのが容易になりますし、

また同一銘柄シグナルが減りますので、

リスクヘッジにもなります。

この際にはもちろん東証一部銘柄のみを狙うように構成したりするのも手ですし、

このあたりは好みに合わせて調整する要素かもしれませんね。

そして、

たとえば該当銘柄が−5%下げたら仕掛ける、

といったものがトリガー条件で、

もちろんトリガーは1つではなく、

さまざまな仕掛け位置があっていいもの、

とは思っていたりします。

これはなんといいますか、

完璧な仕掛けタイミングなどそうそうとらえられないためですね苦笑

複数の仕掛け位置を用意しておき、

多少のズレを補う、

といった目的です。

文章の作り方でも、

「4W1Hの法則」というものがあったりしますよね。

・いつ(When)
・どこで(Where)
・だれが(Who)
・なにを(What)
・どうした(How)

といった感じですが、

これは実は、

戦略の組み方にも似ています笑

4W1H的な組み方をしますと、

より一層ポートフォリオの管理がしやすくなりますので、

結構おすすめだったりしますね〜。

トレシズの「シストレ駆け出しの頃にはまる罠」の記事

前々記事:シストレ駆け出しの頃にはまる罠(52) 値動きの大きさを理解する
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