シストレ駆け出しの頃にはまる罠(66) 普通の地合で取ることを目指す
もし私自身が、
「0からポートフォリオを構築するとしたらどうするか?」
という観点で書かせていただきます。
まず、
戦略は意外にも決まっています(ぇ
これはもう、
・順張り買い
・逆張り買い
ですね笑
この組み合わせは基本と考えておりまして、
・順張り買いでしか取れない相場があるため順張り買いを使う
・逆張り買いでしか取れない相場があるため逆張り買いを使う
という、
かなりシンプルな理論です。
投入額は、
0からという観点ですと、
小さめスタートになるのは間違いないですね。
といいますのも、
その順張り買いと逆張り買いはまだ「コア戦略」ではありませんので、
信頼が出てくるまではロット小さめ、
というのが個人的な好みです。
私自身、
順張り買いと逆張り買いには異なる役割を持たせておりまして、
普段メインとなるのは、
実は逆張り買いです(ぇ
といいますのも、
時々書かせてはいただいているのですが、
順張り買いは常に効くわけではないため、
「順張り買いが苦手とする相場では、横ばいorちょい下げは許容する」
といった考え方のためです。
なぜそれでも順張り買いを使うか?と言いますと、
ズバリなところですと、
「上昇トレンドにおけるパワーが並ではないから」
ということですね苦笑
上昇トレンドのみは、
普通のやり方では逆張り買いは絶対に順張り買いに勝てないと思うほどです。
もちろん「上昇トレンド」という意味合いには、
・個別銘柄の上昇トレンド
・相場全体の上昇トレンド
両方を含みます。
こういう動きは、逆張り買いでは取りにくいという点がありますので、
そこで順張り買いに活躍してもらう、
という考え方ですね。
一方逆張り買いは、
上昇トレンドでは約定率が落ちて物足りなくなりがちな手法です。
そのため、
「上昇トレンド以外がメインになる」
という感じですね。
もちろん、
上昇トレンドの押し目は狙いますが、
上昇トレンドでは物足りなさを感じがちなのが逆張り買いではないでしょうか。
ただ一方、
株で上昇トレンドというのは結構限られるので、
ボックスが一番長いということになり、
ボックスで重要なのが逆張り買い、
として考えております。
一番長い相場ですので、
必然的に逆張り買いがメインになる、
ということですね苦笑
なので普段は、
「逆張り買いのチューニングに全力を傾ける」
といった形になります。
まずは「平均損失」の項目を見て、
平均損失が大きいロジックの場合は1銘柄投入額最小、
小さいロジックの場合には若干多めのロットで様子を見ていきます。
その上で、
どうしようもない地合をのぞき、
実トレードで勝率が低すぎたり、平均損失が大きすぎる場合などには、
・仕掛け/手仕舞い位置を変える
・ロジックを見直す
といったカスタマイズをしていきます。
株シストレ初心者の頃のよくある事例ですと、
「どうしようもない地合」
というものを理解するのが難しい、
という点はあるかもしれません。
たとえばですが、
マザーズ指数が暴落している時期などに、
逆張り買いで勝ちきるのは、
序盤はなかなか難しいものです。
こういった地合は難易度が高い地合に分類されますが、
「どうしようもない地合における成績は、割り引く必要がある」
というのが個人的な考えかもしれませんね。
逆に、
今の10月のような地合は、
「かなり普通」
の地合です。
なので、
こういった時期の逆張り買いで、
あまりにも成績が悪いようだったら考え物、
といったイメージかもしれませんね。
今年は8月あたりまでは結構難しい部類の地合だったとは思いますので、
こういった時期に、
カスタマイズをしすぎるのはあまり良くないと思っております。
8月まではDDとなりやすかったものの、
カスタマイズさえしなければ9〜10月で結構戻している場合もあるためですね。
8月相場に合わせてカスタマイズしてしまいますと、
9〜10月にシグナル不足となり、
戻らないという事例が増えると推測されます。
「上昇トレンドで取ること」
これは必須ですが、
次に大事なのは
「普通の地合で取ること。」
まずこれを目指すのがおすすめですね〜。
さらに順張り買いの場合、
逆張り買い以上に、
「取れる相場と取れない相場がある」
という点を理解する必要がある、
と考えております。
前々記事:シストレ駆け出しの頃にはまる罠(64) シストレ運用の流れ
前の記事:シストレ駆け出しの頃にはまる罠(65) レバレッジについて
今の記事:シストレ駆け出しの頃にはまる罠(66) 普通の地合で取ることを目指す
次の記事:シストレ駆け出しの頃にはまる罠(67) 相場が底を打ったと感じられる位置での張り方とは?
次々記事:シストレ駆け出しの頃にはまる罠(68) 序盤は、常にフルポジションにする必要は全然ない