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日経平均の下げ止まりを検証する方法

トレシズイザナミの使い方

こういった暴落時期に、なんとか買いシグナルを出さない方法がないものか?と思いまして、いろいろ検証をしてみました。

いろいろ試した中では、以下が一番手ごたえが良かった感じですね〜。

(1)バックテストのオプションで、「相場情報を作る」にチェックを入れます。
 ↓
(2)左側「相場情報を作る」ボタンをクリックし、下の「+」をクリックします。名称未定義-1という箇所をダブルクリックし、「下げ止まり」という名前に変更します。
 ↓
(3)相場情報「下げ止まり」の基本設定の「株価の低い場合は集計しない。」などの3つのチェックは全て外します。
 ↓
(4)対象銘柄は「日経平均株価」とします。
 ↓
(5)集計条件は、「5日連続で安値が期間安値(安値)(10)より大きい」場合→(青矢印)集計する、とします。
 ↓
(6)次に売買ルールを作るをクリックし、仕掛け条件を「下げ止まり(集計した銘柄数)が1と同じ」→(青矢印)翌日寄付で買いを仕掛ける、とします。
 ↓
(7)手仕舞い条件は、当日引けで手仕舞いとします。

これで日経平均のチャートを開いてみますと、

直近ですと2013/05/24以降、買いシグナルを出すのを防ぐことができています笑

また、この手法のすごいところは、なんと2012年5月の買いには厳しかった相場でもシグナル0にすることができるという点ですね〜。

2008年のリーマンショック時でも、

最も厳しかったのは2008年9月と10月ですが、この時期のシグナルも大幅にカットできているため、

おそらくではこの時期の買いのDDを抑制できるのは間違いなさそうですね〜。

また、東日本大震災でも、2011年3月11日以降のシグナルがなくなるため、

おそらくこの時期のDDを大幅カットできています。

これは結構有効そうですね笑

ただ1つ問題点は、やはりといいますかこの手法は

「リバウンドが一切とれない点」

です苦笑

そのため、リバウンドを狙う手法は上記とは別なロジックでもう1つ用意した方がいいのかもしれませんね〜。

上記はあくまで「暴落の危険性がある地合でのシグナルを減らす」という手法でして、

たとえば上記で翌日シグナルが発生しないようになったら

「買いスイングの分量を減らす」

といった使い方が有効な可能性がある、とはいえるかもしれません。

そしてリバウンドが終わり、株価が小動きになってきたらまたシグナルが出てくるようなイメージですね。

これはあくまで過去の相場に照らし合わせた動きであり、

今回の下落の下げ止まりの判断基準としては未知数ではありますが、

たとえば

「今は買いを停止しているが、どこで再開すればいいんだろう?」

と迷われている方の場合、1つの指針になるかもしれないですね〜。

コキュートスの後にはなりますが、

その後の目標としては、こういった比較的正確なトレンド判定フィルターを導入したトータルシステムを作り上げてみたいですね笑

全然関係ないのですが、はたらく魔王さま!が本当最高ですね〜、

ここまで面白いのを見たのはひさしぶりです笑

また、歌も結構お気に入りで、特にエンディングで出てくる絵がすこく好きですね〜。

センスがすごくいいと思います笑

http://www.youtube.com/watch?v=fRQBj5NeOdY

↓チャートの下に小さい印がついている箇所が買いシグナル発生個所です。

日経平均の下げ止まりを検証する方法(1)

日経平均の下げ止まりを検証する方法(2)

トレシズの「イザナミの使い方」の記事

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