複数売買ルールの作り方(1)
お問い合わせでいただく内容としましては、
戦略の調子が悪い際のご相談やスリッページに関するご質問、また戦略のカスタマイズ方法に関するご質問などが多いですが、
その次に多いのが複数売買ルールの作り方についてです。
これは慣れるとそこまでは難しくないと思いますが、
実際のところ時間がかかるだけです(ぇ
…実は先日トレード日記側の全戦略を一体化してみたのですが、調整も含めて半日かかりました(ぇ
もちろんイザナミを利用し始めて間もない方の場合ですと難解だと思いますね〜苦笑
これは要するに、スマホでもガラパゴス携帯でもなんでもいいのですが、
スマホを買った初日から、アプリをダウンロードしたりGPSを使ったりなど、完璧に使いこなそうとしてもなかなかできないもどかしさと似ています苦笑
結構これはイザナミをいじっているうちに慣れていきまして、
自然と使い方を覚えていくとは思いますね〜。
重要なのはやはりいろいろいじってみることだとは思っておりまして、
使わないことには慣れないというのはやはり根本だとは思っております汗
ただ、複数売買ルールの作り方については解説があまりないとは思いますので、
このシリーズでは順を追って作り方を解説していければいいなと思っております笑
ただ、1回で全てをアップするのは相当厳しいですので、
細切れになるのはご容赦ください汗
■複数売買ルールの作り方(1)まずは準備から
買い戦略Aと売り戦略Bを複数売買ルールとして一体化する、というテーマで書かせていただきます。
まず最初に考えますのは、
「買い戦略Aと売り戦略Bはどちらの設定がめんどくさそうか?」
という点です苦笑
といいますのも、複数売買ルール作成の際には、もちろん設定が多い戦略の方が時間がかかります。
設定が多い戦略をベースとした方が手間を減らすことができるため、
「この戦略の設定は複雑だなぁ」
と感じたものをベースにします。
このシリーズでは、ひとまずは買い戦略Aがベースとして書かせていただきたいと思います。
◆買い戦略Aの内容
株価の低い場合は取引しない。→250円以下
売買代金の少ない場合は取引しない。→売買代金の15日間平均が50千万円以下の場合
対象銘柄→全ての個別株
<仕掛け条件>
当日:移動平均(終値)(25)が移動平均(終値)(75)より大きい(同じ含む)
1日前:5日連続で移動平均(終値)(25)が移動平均(終値)(75)より小さい
翌日寄付で買いを仕掛ける
※これはライブラリにある「ゴールデンクロス(25日線75日線)」で、仕掛け→ライブラリから選択→基本ライブラリの中にあります。
<手仕舞い条件>
翌日寄付で手仕舞いする
◆売り戦略Bの内容
<仕掛け条件>
当日:NYダウ(前日比%)が0より大きい
当日:ランキング(売り戦略B)用(順位)が10より小さい(同じ含む)
翌日逆指(終日)(終値−5%)で売りを仕掛ける
<ランキング条件>
株価の低い場合は取引しない。→100円以下
売買代金の少ない場合は取引しない。→売買代金の15日間平均が10千万円以下の場合
対象銘柄→2013年8月の貸借銘柄
難スリッページ指数が大きい順にランキングする
<ユーザー定義指標>
難スリッページ指数:出来高÷単元株数(計算結果の値は、小数点付きデータとして扱う)
※ニッパー様の記事から拝借しました(コラ
<環境データ>
NYダウ
https://www.torezista.com/assist/dji.html
からダウンロードできます。
<手仕舞い条件>
当日引けで手仕舞いする
かなり条件は適当に考えさせていただいております汗
上記例ですと、明らかに売り戦略Bの方が複雑ですので、売り戦略Bをベースにするのが一般的です。
ただ、今回の例では、設定方法をご説明するために、あえて買い戦略Aをベースとさせていただきます。
(1)まずは、イザナミを立ち上げ、バックテスト画面まで行きます。
↓
(2)設定の読み込み(ファイル)から、ベースとする「買い戦略A」を読み込みます。
↓
(3)読み込みが完了しますと、買い戦略Aの仕掛け条件等が表示されます。次に、「オプション」をクリックし、下記画像のように「相関情報を使用する」以外の全てにチェックを入れます。これは単に、トレシズ戦略では相関情報を使っていないためです笑
↓
(4)OKを押しますと、左側に「相場情報を作る」「ランキング情報を作る」「ユーザー定義指標を作る」「環境データを使う」などが表示されます。
まずはここまでが準備段階という感じですね〜。
続きは次回書かせていただきます汗
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