ドローダウンについて語るシリーズ(2)
今日はオーバーナイトブレイクの推移を例にしまして、
DD真っ最中に考えることを書かせていただきたいと思います。
一番下にオーバーナイトブレイクの推移をアップさせていただきました。
上の画像がオーバーナイトブレイクの今日までの推移、
下の画像がDD真っ最中の推移です。
実際のところスリッページもありますので、
このグラフよりはDD時点での谷がもっと深いとは思います苦笑
DD真っ最中には下のグラフのようなイメージになるわけですが、
もちろんここから反発するかどうかはまさに神のみぞ知る形になってしまいます汗
何より、プラス圏→マイナス圏に一直線で突入し、
一向に反発の兆しもないため、
この時点で一般的な方が感じることとしましてはやはり、
「とにかく恐い」
「本当にこの戦略で大丈夫なのだろうか?」
「直近が悪いからちょっと別な戦略に変えてみようか?」
「直近が悪いからロジックを変えてみよう」
「ちょっとDDがきついから停止しよう」
といったイメージの場合が多いかもしれません汗
もちろん上記が正しい場合もありますので非常に難しいところではありますが、
上記の中で1つだけ明確に申し上げられることとしましては、
「DDの最中に恐さを感じている場合には、おそらくはロットがご自身に合っていない可能性が高い(オーバーロットの可能性が高い)」
と考えられます。
これは個人的な考えで絶対正しいというわけでもありませんため、
あくまでご参考程度に読んでいただけるとありがたいのですが汗、
ただやはりDDが発生しない戦略などは存在しないと考えるのが一般的だとは思っております苦笑
そのため、初期の時点で、
「過去の年度毎DDの最大値ぐらいのDDは常に発生する可能性がある」
と考えるのがやはり無難ではないかと思っております。
また、
陸上短距離における100m走でたびたび世界新が塗り替えられるように、
最大DDはやはり将来的にも塗り替えられていく記録だとは考えられます汗
…後者はまったく嬉しくはありませんが苦笑
そのため、やはりDDをあらかじめ想定した資金管理設定にすることは重要だとは考えていますね〜。
ただ一方、ある程度シストレに慣れた方以外の場合ですと、
DD真っ最中では結構恐怖を感じる場合があると思いますし、
恐くなって途中で運用を停止してしまうという場合もあるかもしれません。
…実際のところ、個人的にも2008年や震災レベルでは恐怖を感じますが(コラ
2013年5月レベルですと、恐怖とまではいかないかもしれません。
…実際イヤではありますが(コラ
そのあたりはさておき笑、
DDの際に恐怖を感じる理由には、1つの可能性としまして、
DDが発生したときの想定が足りない場合もあると考えられます。
似たような戦略はやはり、似たような時期に利益が出て似たような時期に損失が出やすいとは考えておりまして、
こういった観点から私の場合ですと、
「なるべくポートフォリオ内に、過去の利益発生時期と損失発生時期が異なる戦略を導入していく」
「また、日々の資産推移の度合いが、自分が耐えられるレベルに調整していく」
という点をかなり重視していたりします苦笑
また実際のところ、シストレというのは検証だけの場合と実運用とでは、結構体感値に差があるとは思います汗
このあたりはやはりといいますか、やってみないと分からない部分がもしかしたらあるのかもしれません苦笑
…実際のところ、私自身もトレード日記側でコキュートス(L)で日々悩んでおりますように、
想定と実際が結構違う場合が意外とあるのが困りものです苦笑
たとえばですが、日々荒さを感じている場合には、
総資金200万の戦略を、総資金150万にするだけでも日々の推移は穏やかになります。
こういった観点から考えますと、
「疑問や恐さを感じた場合には、まずはロットを落としたりなど資金管理側をまっさきに調整していく」
というのがやはり一般的かもしれませんね〜。
ここで言うロットとは、1銘柄投入額のみでなく、総資金も含めてです。
これも個人的な考えで恐縮ではあるのですが、
シバイチ様もおっしゃられているように、
「投資の世界では生き残った者が勝つ」
とは思っております苦笑
…競馬の世界で言いますと、
「無事是名馬」
ということでしょうか(コラ
↓(上)オーバーナイトブレイクの通算成績 (下)オーバーナイトブレイクのDD中の成績
前々記事:下落トレンドにおけるDDを抑えるにはジャスダックインデックスが有効?
前の記事:ドローダウンについて語るシリーズ(1)
今の記事:ドローダウンについて語るシリーズ(2)
次の記事:個人的な、低資金ファイルにおけるDDの考え方
次々記事:ドローダウンについて語るシリーズ(3)