戦略の結果が出ない際に思うこと
saku様のブログで非常に興味深いヒノカグ【上方ブレイク】に対する考え方が掲載されています。
■sakuとヒノカグ【上方ブレイク】
http://moeller.publog.jp/archives/159014.html
逆指値戦略におけるスリッページは、やはり永遠のテーマとは言えるかもしれませんね〜。
スリッページに対する考え方にはいろいろあるとは思うのですが、
個人的にはやはりsaku様と同じで
「トータルでプラスになるかどうか?」
を重要視するスタイルです。
スリッページ分を含めてある程度中期的なスパンでトータルで負けるようですとやはりカスタマイズが視野に入ってきますし、
プラスになっているのであればスリッページの大きさはさておき
「そのロジックには有効性がある」
と考えるスタイルですね〜苦笑
いざとなればスリッページというのは場を監視できれば減らせるため、
プラスになっているロジックなのであれば、
最終手段としましては、全シグナル銘柄を監視する手法が使えます(コラ
…私はちょっと時間的に全シグナル銘柄を監視するのは厳しいですが苦笑
それはさておき苦笑、
戦略の結果が出ない際というのは結構いろいろな思考が生まれがちなものだと思っております。
たとえばですが、
「他の人は結果が出ているのに、自分の戦略は結果が出ない…これはロジックがまずいのだろうか?」
というのが代表的な例ですね〜。
いろいろな人のブログで収支がプラスの場合が多い日に、
自分はマイナス…
といった場合には焦りが生じてしまうのもある意味自然な感情ではあると思っております苦笑
ただ、ここで考慮しなければならない点は、
これは完全に個人的な考え方のため大変恐縮ではあるのですが汗、
・その人と自分の資金量や、リスクの取り方は同じであるのかどうか?
・また、戦略的に似たようなものを使っているのかどうか?
・トレードの熟練度的に、その人と同等なのかどうか?
などといった部分をトータル的に考える必要があるのではないか?とは考えております。
たとえばですが、
「一日に数百万の利益を上げた」
といった内容のブログがあったとします。
数百万という数字だけを見ますと「うらやましい」という感情が沸いてしまうのは必然だと思いますが、
その数百万という利益を出すためにその人はどれだけの資金を運用しているかどうかや、
もしくは1銘柄単位でどの程度の金額を投入しているのか?
といった部分の考慮が必要だとは思っていたりします苦笑
たとえば収支が前日比+20%といった異常な利益を出している方の場合、
「相応のリスクをとっているからこそ出せた利益」
とも考えられます。
逆に言い換えますと、前日比+20%の収支というのは1000万が1200万になるほどのレベルではありますので、
下手をするとその日に200万は負けるレベルのリスクをとっている、とも言い換えられるのかもしれません汗
やはりリスクとリターンの大きさは比例すると考えますので、
「その人の場合は、それだけのリスクをかけているから大きなリターンを得ることができた」
とも言い換えられるかもしれません。
逆にいいますと、リスクをあまりかけないで上記のような方と収支を比較すること自体が結構ナンセンスな話になってくる、とも言い換えられます苦笑
以上のような点から考えますと、
やはり人によってリスクの取り方や資金量には差がありますので、
これはあくまで私の場合ですが、
「シストレは人と収支を比べるものではなく、あくまで自分との闘い」
という気持ちが強いですね〜笑
これはたとえば極論ですと、私がB・N・F氏などといった達人と収支を見比べることに意味がまったくないことと同じですね苦笑
個人的にはやはり、シストレは裁量の達人には絶対勝てない手法ではあると思っております(ぇ
ただ一方、裁量で勝てない人には勝てる手法だと思っております苦笑
株の世界では9割が負けるとは言われますが、
プラスの頂点を目指すのはやはりなかなか難しいものの、
1割に入るのは可能なのがシストレである、という認識だったりしますね〜笑
DD中にはいろいろな感情が沸きやすいものではありますが、
やはりいろいろ試行錯誤を重ねつつ自分のスタイルを確立していくといいますか、
「あくまで自分との闘いであり、人と比べることに意味はない」
という考え方が、個人的には強かったりしますね〜。
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