システムトレードブログ

多元複利運用の根本(9)

トレシズ複利運用

私自身ユーザー様からのお問い合わせをいただく限りでは、

「1戦略あたりのDDが10%を超えたあたりが結構きつくなるライン」

ではないか?と考えております。

たとえば資金500万円の戦略を使っていて、450万円を割り込んだあたりですね〜。

これは1戦略だけならまだ耐えられるレベルかもしれませんが、

たとえば総資金1000万円でレバレッジをかけ、

資金500万円の戦略を4つ、つまりは2000万円分を運用していた場合には、

10%のDDというのは200万円にもなり、

1000万円に対してですと20%にも到達しますので、これはなかなか厳しいものがあります汗

1戦略で10%のDDが発生するというのはあまりにもよくある話でして、

これはなかなか避けられません苦笑

むしろ上記例ですと私の場合どこが問題かと考えますと、

・10%のDDレベルでも厳しくなるほどレバレッジをかけている点
・また、4戦略同時にDDとなっている点

あたりでしょうか。

まず私の場合ですと、

これは何度も書かせていただいてはおりますが、

同じ時期にDDが発生する戦略のみでポートフォリオを組みたくはないタイプです苦笑

今私がゼロからポートフォリオを組むとしましたら、

・まず最初に順張り買い
・そして、次に導入するのは逆張り買い

ということになると思います。

私自身の経験上では、順張り買い2つよりは、順張り買い1つ+逆張り買い1つの方がだいぶバランスがいいと思いますね〜。

寄り天など日経が陰線を付けた日には順張り買いで負ける日が多いのですが、

こういう日は意外と日足チャート下方に位置している銘柄が悪くない動きをする場合も多かったりしまして、

順張り買いと逆張り買いでは明らかに違う動きをする場合が結構あるんですよね笑

「順張り買いで結果が出ないなぁ」

とお悩みの方の場合、

1つぐらいは逆張り買いを導入するのも結構有効かもしれません。

ちょっと話が反れましたが、

たとえば戦略Aを500万、戦略Bも500万だったとしまして、

以下のような推移をしたとします。

戦略Aは調子が良く、500万→550万に増加
戦略Bは調子が悪く、500万→450万に減少

こういった際に気になるのは戦略Bの不調っぷりや、

もしくはお互いの戦略で足の引っ張り合いのように見える点ですが、

私の場合ですと、こういった推移はよくある話だと思っておりまして、

あまり気にはしない感じですね〜(ぇ

多元複利運用ですともちろん全戦略複利運用でして、

また1銘柄投入額は円ではなく%指定です。

たとえば1戦略あたりの1銘柄投入額を20%にしたとしましたら、

調子がいい戦略Aの1銘柄投入額は110万、

調子が悪い戦略Bの1銘柄投入額は90万、

という感じで差が開いていきますので、

いずれ足の引っ張り合いは解消される場合も少なくないかもしれません。

…両方ともこけると厳しいですが(コラ

複利運用+1銘柄投入額を%指定にした際のメリットとしましては、

元本割れの際限定のお話ではありますが、

負ける時に単利ほどは負けない点でしょうか苦笑

この点を考慮に入れておきますと、多少なりともというレベルではありますが、

「途中で恐くなって運用を停止してしまった」

という行動は減らせるかもしれません。

私の場合ですとあとはとにかく運用停止ラインを決めまして、

そこに到達しないことを祈るスタイルでしょうか(コラ

私の場合現時点ですと大半の戦略のベース資金が300万円以下になってしまっています(ぇ

…これは単に、トレード日記側の戦略数が多すぎるためですが苦笑

そして先日、1戦略あたり5銘柄分散にしましたので、

ゴッドブレス2とONB以外では最も資金が多い上方ブレイクの場合で、

大体1銘柄投入額が60万、といった感じですね〜。

実は現時点では上方ブレイクの停止ラインというのは正確には決めていなかったりするのですが、

ONBの場合でもDD35%超になっても運用していたぐらいですので、

上方ブレイクももちろんある程度のDDになるまでは継続する予定では考えております笑

ONBはあと80万ほどのDDで停止という感じですが、

もし停止に至ったとしても、

要はこの間に他戦略で多少カバーできればDDはたいしたことがなくなります。

こういった観点から考えましても、

「タイプが異なる戦略を導入していく事は結構大事なのではないか?」

と思いますね〜。

このあたりは銘柄分散や時間分散等と同様のリスク管理のお話とは考えられまして、

ある意味「戦略分散」(こんな単語があるのかどうかは分かりませんが笑)という分野のお話なのかもしれないですね笑

もちろん順張りか逆張りかというだけでなく、

戦略毎に成行、逆指値、指値や引成等、仕掛けや手仕舞い方法が異なる戦略を導入していくのも時間分散が強化されるため有効だと思います。

余談ですが、個人的な最近のトレード日記側戦略の自信度です。

ゴッドブレス2、上方ブレイク、ブースター、リフレクトには特に自信があります。

ただ、相変わらずですが、ONBとコキュートス(L)にはいまだに自信がありません苦笑(最近はコキュートス(L)の方がまだマシになってきました。)

…ある意味、自信がない戦略の場合、運用停止DDに到達しても個人的にあまり驚きはなく、むしろホッとする部分の方が大きいのかもしれませんが(ぇ

引き続き、コキュートス(L)の研究+リリースをなんとか目指していきたいところです苦笑

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