優先順の決め方
最適分散投資段階で「優先順」という項目がありますが、
戦略によっては
・移動平均乖離率(終値)(25日)が大きい順
・前日比(率)が小さい順
などさまざまなものがあると思います。
この優先順というものは非常に奥が深い要素で、
同じ150万という資金ファイルでも、優先順だけで将来的な成績に差が生まれます。
しかも、事前には「どの優先順がベストかは分からない」というのがどうにもこうにも厄介ですね〜苦笑
…これはもちろん、私自身にも分かりません(ぇ
優先順とは要するに、
たとえば翌日の仕掛けシグナルが10銘柄ほどあったとします。
その際に、10銘柄に仕掛けるには500万円必要だった場合に、
「手持ちは150万円しかない…だとしたら、どの銘柄に仕掛ければいいんだろう?」
ということになりますが、
この「どの銘柄を優先するか?」という部分が優先順なわけですね〜。
上記例ですと、資金150万ですと10銘柄中3〜4銘柄ほどしか引けないため、
10銘柄の中から優先順上位を3〜4銘柄ほどピックアップする形です。
ただもちろん、その優先順が正しいかどうかは誰にも分かりませんので、
個人的にはやはりフォワードで検証するしかないと思ってはいたりします苦笑
戦略開発段階で、私の場合どうやって優先順を決めているのかといいますと、
「500万以上など、大きい資金ファイルでパフォーマンスが良いものを採用する」
という方針が基本です。
たとえばですが、資金150万円ファイルで、以下のような通算利益率の2パターンのファイルがあったとします。
・パターン1: 通算利益率1300%
・パターン2: 通算利益率1200%
これだけを見ますと
「通算利益率が大きいパターン1の方が優秀ではないのか?」
と思ってしまいそうですが、
私の場合ですと、ここでさらに資金1000万円などに引き上げた最適分散投資ファイルでも検証します。
そして、資金1000万円ファイルで、
・パターン1: 通算利益率500%
・パターン2: 通算利益率600%
という感じでしたら、
私の場合は迷わずパターン2を採用します(ぇ
これはなぜかといいますと、
資金150万円ファイルでは日々3〜4銘柄程度しか引けませんが、
資金1000万円ファイルでは10銘柄以上引ける場合も少なくありません。
大は小を兼ねるといいますか、
やはり検証ではできるだけ多くのシグナルに基づいた結果の方が信頼度が高いのではないか?
というのが個人的な考えだったりします笑
そのためですが、私のスタイルとしましては、
「優先順は、できるだけ高資金ファイルで成績の良いものを採用する」
というのが好みだったりしますね〜。
もちろん上記は必ずしも正しいわけではなく、あくまで私のスタイルというだけですが苦笑
…結論的には、フォワードで結果が出ている優先順に勝るものはありません(ぇ
とはいいつつも、優先順で迷われた際には、
上記が1つの指針になるのではないか?とは考えていたりします。
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