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複利運用と1銘柄上限投入額・下限投入額

トレシズ複利運用

今日は最適分散投資側関連で書かせていただきたいと思います。

最適分散投資側で「1銘柄の仕掛け株数」という項目がありますが、

「これはどういった基準で設定してるんだろう?」

とユーザー様側で疑問に思われるかもしれません苦笑

私の場合でも実はものすごい明確な基準はなかったりするのですが(コラ、

どちらかといいますと用途に応じて決めている感じかもしれませんね〜。

まず、私の場合ですと、

・設定範囲内の下限株数に仕掛ける
・設定範囲内の上限株数に仕掛ける
・設定範囲内で指定投入額に近い株数に仕掛ける

の3つのいずれかを使う場合がほとんどです。

逆に、

・資金比率と上限指定で仕掛け株数を決める
・許容損失額と損切り率で仕掛け株数を決める
・ATR単位の許容損失額で仕掛け株数を決める

の3つはほぼ使わない感じですね〜。

これはなぜかといいますと、「正確な計算方法が分かっていないため」という理由もあったりするのですが(コラ、

一番はやはり私自身多元複利運用を使っておりますため、

「1銘柄上限投入額と下限投入額を%で指定したいため」

ですね〜。

上の3つは%指定できますが、下の3つは円指定のため、

根本的に上の3つのいずれかを使うしかない、ということになります笑

複利運用におきましては、

普通は1銘柄上限投入額と下限投入額を%で指定するのが一般的だと考えます。

といいますのも、

たとえば円指定で、1銘柄上限投入額が75万、下限投入額が25万と設定した場合、

資金が1000万であっても、極端な例で1兆あったとしても(コラ、

1銘柄には最大75万しか投入しないような設定です苦笑

1兆あって1銘柄投入額が75万…

これはものすごく効率が悪いのは明らかですね〜汗

…もしこんな手法ですと、おそらく市場の全銘柄を買うことになるでしょう(ぇ

分かりやすくするためにものすごく非現実的な例を出していますが苦笑、

1兆あったらやはり1銘柄には億単位入れないと非効率的だと思いますし、

こういった観点からですと、

やはり複利の場合ですと%指定が便利ということで、

・設定範囲内の下限株数に仕掛ける
・設定範囲内の上限株数に仕掛ける
・設定範囲内で指定投入額に近い株数に仕掛ける

のいずれかを使うのが一般的ではないか?とは考えております。

私のトレード日記側の各戦略がどういう設定になっているかといいますと、

ヒノカグ【上方ブレイク】(複利:個人用): 設定範囲内で指定投入額に近い株数に仕掛ける
ヒノカグ【リフレクト】(複利:個人用): 設定範囲内で指定投入額に近い株数に仕掛ける
ヒノカグ【ブースター】(複利:個人用): 設定範囲内で指定投入額に近い株数に仕掛ける
ヒノカグ・ショート【下方ブレイク】(複利:個人用): 設定範囲内で指定投入額に近い株数に仕掛ける
コキュートス(L)(複利:個人用): 設定範囲内で指定投入額に近い株数に仕掛ける
コキュートス(S)(複利:個人用): 設定範囲内で指定投入額に近い株数に仕掛ける
コキュートス_トレイル(S)(複利:個人用): 設定範囲内で指定投入額に近い株数に仕掛ける
オーバーナイトブレイク(複利:個人用): 設定範囲内の下限株数に仕掛ける
ゴッドブレス2(複利:個人用): 設定範囲内の上限株数に仕掛ける

といった感じでしょうか。

…見事なまでに「設定範囲内で指定投入額に近い株数に仕掛ける」で埋め尽くされましたが苦笑

この「設定範囲内で指定投入額に近い株数に仕掛ける」という設定方法は、

「各銘柄への投入額をある程度一定にしたい場合に便利な設定」

だとは考えますね〜。

たとえば銘柄Aに75万、

銘柄Bに25万といった感じですと、

銘柄Aの取引成績の影響が大きくなりすぎてしまいます。

そうではなく、たとえば「各銘柄への投入額をなるべく30万円近辺で一定にしたい」といった際には、

この「設定範囲内で指定投入額に近い株数に仕掛ける」という設定が便利なわけですね〜。

そして次に、ゴッドブレス2の個人用では「設定範囲内の上限株数に仕掛ける」という設定を採用しています。

最近ですと、1銘柄上限投入額を38万近辺に設定している感じです。

なぜこの設定を使っているかといいますと、

時々書かせていただいてはおりますが、個人用のゴッドブレス2では全シグナルに仕掛けるという荒技を使っておりますため苦笑、

日々のスイング額が大きくなりがちです。

そういった中、リスクをある程度は抑えるために、

「1銘柄あたり38万以上は仕掛けないようにしたい」

ということで、上記設定を使っているわけですね〜。

「設定範囲内の上限株数に仕掛ける」という設定は、

このように1銘柄投入額を一定ライン以下に抑えたい場合に便利です。

そして最後に「設定範囲内の下限株数に仕掛ける」という設定ですが、

これはおそらくですが、

「単利では最もシグナル数が稼げるため、過去の通算利益率が最も伸びやすい設定」

だとは考えていたりしますね〜。

たとえばですが以下のような2種類の設定があったとします。

■パターン1
・設定範囲内の上限株数に仕掛ける
・1銘柄上限投入額: 35万円
・1銘柄下限投入額: 1万円

■パターン2
・設定範囲内の下限株数に仕掛ける
・1銘柄上限投入額: 75万円
・1銘柄下限投入額: 25万円

上記2つでどちらが過去の通算利益率が伸びるかといいますと、

多くの場合はパターン2です(ぇ

といいますのも、

パターン1では35万以上の銘柄に仕掛けることができないのに対しまして、

パターン2では75万以下の銘柄の大半に仕掛けることができるためですね〜。

パターン1では35万〜75万という価格帯の銘柄にシグナルが出ないため、

この分のシグナル数が減少することにより、資金効率が落ちて過去の通算利益率が落ちてしまう、というようなイメージだと考えられます。

ひとまずは以上がざっくりとしたお話ではありますが、

その設定を使うべきか?というのは実際のところ「これが正しい!」というものは決まっていないとは思いますので、

やはりお好みに応じて、といったところかもしれませんね苦笑

個人的な多元複利運用の場合ですと、やはり

「設定範囲内で指定投入額に近い株数に仕掛ける」

という設定を多用します。

これはなぜかといいますと、

「複利の場合、この設定が一番過去の通算利益率が伸びやすい」

ためだったりします笑

トレシズの「複利運用」の記事

前々記事:多元複利運用の根本(8)
前の記事:多元複利運用の根本(9)
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次々記事:複利の荒さについて語ってみます笑

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