保有日数と期待値の関連性(1)
これは逆指値について語るシリーズとどちらに書かせていただこうか迷ったのですが、
ひとまずは独立したテーマで書かせていただきます笑
今日のテーマは、
「保有日数と期待値は比例するかどうか?」
についてです。
結論から申し上げますと、個人的には
「保有日数と期待値は過去の検証上比例する」
と思っております(ぇ
つまり、保有日数が伸びるほど過去の検証上の期待値は大きくなり、
保有日数が短くなるほど過去の検証上の期待値は小さくなりやすくなります。
これはやはりですが、
たとえばスキャルピングといった相当短い時間軸の取引方法の場合、
数ティックといったわずかな幅を抜く手法のため1トレードあたりの期待値は相当低く、
ただその代わりに取引回数をだいぶ増やせる手法なので回転率重視といったイメージかもしれません。
一方、長期投資といった相当長い時間軸の取引方法の場合、
極端な例ですとガンホーをイメージしていただくと一番分かりやすいとは思うのですが苦笑、
保有銘柄の株価が2倍以上になる場合も当然多く、1トレードあたりの期待値が高い手法とは考えられます。
ただその代わり、銘柄を保有している間はその資金は動かせませんため、取引回数は相当稼ぎにくくなってきます。
この点だけを見ますと、
「1トレードあたりの期待値が大きいということは、時間軸の長いトレードの方が優れているのかな?」
といったイメージになってしまうかもしれません汗
ただこれは決してそんなことはなく、
やはりシステムトレード戦略の能力は
「取引回数×1トレードあたりの期待値」
で表現される場合が多いと思います。
つまり、
「取引回数と1トレードあたりの期待値の両方が大事」
ということですね〜。
個人的にはむしろ、
日々の値幅制限などもあり株価の動く範囲はある程度限られている都合上、
数日単位などのスイングで伸ばせる期待値というのには限界があるとは考えます苦笑
逆に、取引回数というのは極端な話スキャルピングにしてしまえば相当稼げます。
こういった観点を
「取引回数×1トレードあたりの期待値」
にあてはめますと、
取引回数: 限界がない(正確にはあるといえばあるのですが、かなり大きい数字になると考えられます汗)
1トレードあたりの期待値: 限界値がある
とも考えられますので、
実は取引回数が多いロジックほど、過去の検証上の通算利益率は伸びやすいわけですね〜。
日足を使ったシストレ戦略ですと、実はデイトレード戦略などの時間軸が短い戦略の方が過去の通算利益率が伸びやすい、ということになります。
ただこのあたりは他にも考慮しなければならない要素があるとは考えておりまして、
このあたりにつきましては続編で書かせていただきたいと思います(コラ
そういえば相場の方はここ2日ほどは調整模様とはなってしまいましたが、
個人的には、
「息の長い上昇相場になるためには、こういう調整が絶対必要」
というプラス思考で行きたいと思っています笑
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