システムトレードブログ

最近考えているポートフォリオのバランス調整方法

トレシズポートフォリオ

今日は、自分自身のポートフォリオ研究も兼ねて、

ポートフォリオのバランス調整方法について書かせていただきます。

個人的には、

「上昇トレンドでは自然と買いの分量が増えるのが好ましい」
「下落トレンドでは自然と売りの分量が増えるのが好ましい」

とは思っておりまして、

このあたりを裁量ではなく、日々のシグナル抽出で自動的にできれば理想的だと思っていたりしますね〜。

個人的には買いと売りを両方使いますので、

買いと売りとのバランス目標ですと、

・上昇トレンド: 買い80% 売り20%
・下落トレンド: 買い30% 売り70%

という感じでしょうか。

下落トレンドにおける買い比率がちょっと高いのは、

個人的に買いの方が好きなためです苦笑

まず、バランスを考えるにあたって、

各戦略における仕掛け方法の約定率を考慮する必要があると考えます。

・成行: 95%
・不成: 90%
・寄指(前日終値−1%): 40%
・指値(前日終値−5%): 30%
・逆指値(前日高値ブレイクなど感知が早いもの): 30%
・逆指値(5日期間高値ブレイクなどの中間的なもの): 25%
・逆指値(年初来高値ブレイクなどの感知が遅いもの): 15%

もちろん上記はあくまで暫定的な値であり、

ロジックの組み方や、トレンドの強さによって変わってきます。

そのため、あくまで目安としてお考えください苦笑

そして次に、

下落トレンドにおける買い戦略30%の中にどういう戦略を入れるか?といいますと、

個人的には

・安値圏を狙う逆張り買い戦略
・逆指値買い戦略(安値圏を狙う、5日期間高値ブレイクなどの中間的なもの)

を入れたいところだと思っていたりしますね〜。

これはシンプルに好みですが、

たとえば壮絶な下落のあった2008年、

そしてそこからのリバウンドの2009年をイメージしますと、

下落相場からのリバウンドを狙う際には、

安値圏の銘柄を狙った方がいいのではないか?という仮説です。

そして、安値圏を狙う逆張り買い戦略というのは下落相場ですと異常に約定率が増えます苦笑

これは単に、かなり下落する銘柄が増えるためですね汗

なので、相場が下落している最中に買い比重が高くなりすぎないようにするために、

もう1つの買いは「相場の上げを確認してから仕掛けるタイプ」など、

約定率が低い買い戦略を使う必要があると考えます。

そういった点から、5日期間高値ブレイクなど、比較的感知が遅めの戦略がいいのではないかと推測します。

逆に上昇トレンドではどうするかといいますと、

順張り買い主体で、逆張り買いも併用、そして一応は相場急落時対策としての売りといった感じでしょうか。

ここで上昇・下落で共通する箇所としましては、

「どちらでも逆張り買いを使う」

という点でしょうか笑

そのためですが、ポートフォリオ内に逆張り買いが1つあっても困らないのではないか、とは考えております。

そして逆張り買い戦略に割り当てる資金ですが、

約定率が「成行: 95%」と考えますと、

下落トレンドにおける「下落トレンド: 買い30%」を踏まえますと、

もちろんその逆張り買い戦略に総資金の30%以上を割り当てることはできません苦笑

このように、約定率等もあわせて考慮する必要があると考えます。

次に、逆指値の買い戦略をどうするか?についてです。

(A)逆指値(前日高値ブレイクなど感知が早いもの)
(B)逆指値(5日期間高値ブレイクなどの中間的なもの)
(C)逆指値(年初来高値ブレイクなどの感知が遅いもの)

と3種類を挙げさせていただきましたが、

約定率はやはり、短期の指標が使われているものの方が高くなります。

トレシズ戦略でいいますと、

ヒノカグ【上方ブレイク】やヒノカグ【ブースター】は感知が早く、

ヒノカグ【リフレクト】やゴッドブレス2は感知が遅いといった感じでしょうか。

これは個人的な考えで、絶対正しいとは限らないためその点だけご了承いただけるとありがたいのですが、

下落トレンドではどちらが食らいにくいか?

といいますと、個人的には感知が遅い戦略ではないか?と推測しております。

といいますのも、2008年のように壮絶に下落している相場ですと、

仕掛けラインまで遠い銘柄へのシグナルが多い戦略の方がDDが抑えられると見ているためですね〜。

そのためですが、ヒノカグ【リフレクト】やゴッドブレス2は比較的どのトレンドでも継続しやすい、という仮説が成り立ちます。

次に売りはといいますと、

個人的には売りは順張り主体が好みですので、

実はこちらはもう構成が決まっておりまして、トレード日記通りの

・ヒノカグ・ショート【下方ブレイク】
・コキュートス(S)
・コキュートス_トレイル(S)

となっています笑

これはシンプルに、トレード日記側の実運用上で、

アベノミクス相場でほぼ食らっていない組み合わせのためですね。

フォワードによる信頼感からです。

以上のような点から考えますと、

個人的に理想とするポートフォリオ構成は、

■買い
・ゴッドブレス2: 上昇トレンド約定率25%以上目標 下落トレンド約定率5%以内目標
・ヒノカグ【リフレクト】: 上昇トレンド約定率20%以上目標 下落トレンド約定率5%以内目標
・鉄壁スイングガード2: 上昇トレンド約定率15%以上目標 下落トレンド約定率20%以内目標
・ヒノカグ【上方ブレイク】orヒノカグ【ブースター】: 上昇トレンド約定率30%以上目標 下落トレンド約定率0%目標

■売り
・ヒノカグ・ショート【下方ブレイク】: 上昇トレンド約定率10%以内目標 下落トレンド約定率25%以上目標
・コキュートス(S): 上昇トレンド約定率20%以内目標 下落トレンド約定率40%以上目標
・コキュートス_トレイル(S): 上昇トレンド約定率10%以内目標 下落トレンド約定率30%以上目標

といった感じかもしれませんね〜。

%の値は難しすぎるため、やや適当なのでご了承ください苦笑

そして、資金配分は私の場合ですと、上昇トレンドに合わせます。

つまり、総資金を1000万だとしまして、

「上昇トレンド: 買い80% 売り20%」

のようなバランスにすることを目指すとしますと、

・ゴッドブレス2: 200万
・ヒノカグ【リフレクト】: 150万
・鉄壁スイングガード2: 150万
・ヒノカグ【上方ブレイク】orヒノカグ【ブースター】: 200万
・ヒノカグ・ショート【下方ブレイク】: 100万
・コキュートス(S): 100万
・コキュートス_トレイル(S): 100万

といった感じかもしれません。

次に「下落トレンド: 買い30% 売り70%」の方はといいますと、

約定率的に考えますと、

・鉄壁スイングガード2: 150万
・ヒノカグ・ショート【下方ブレイク】: 100万
・コキュートス(S): 100万
・コキュートス_トレイル(S): 100万

といった感じのバランスになるかもしれませんね〜。

鉄壁スイングガード2はあくまで最終手段でして、

できればコキュートス(L)をもうちょっとまともなロジックにしたいところです苦笑

売りはもう少し資金を増やすか、もしくはスイングキュルSBなどを追加する形での対応もいいかもしれません。

こういった点から考えますと、

あくまで私のポートフォリオの場合ですが、

「ヒノカグ【上方ブレイク】orヒノカグ【ブースター】を、本格的な下落トレンドで食らわないようにする仕組み」
「また、下落トレンドで売り分量を増やす仕組み」

が必要になってきます。

これはシンプルに、上方ブレイク等は日経が25日線下なら停止するなど、ちょっといろいろ検証してみたいですね〜。

また、売りにつきましても、明らかな下落トレンドではロットを増やすような仕組みの構築を検討しています。

なお、ONBに関してのみは、あくまで実験ということで、トレンド無視で独立して継続してみたいとは思っております苦笑

この記事は私自身非常に考えながら書いておりますため、

自分自身難解だったりするのですが汗、

こういった感じで、

「上昇トレンドでは自動的に買い保有が多くなる」
「下落トレンドでは自動的に売り保有が多くなる」

という構成にするのは、非常に有効だと考えていたりしますね〜。

逆指値戦略の場合ですと、上昇トレンドと下落トレンドにおける約定率を日々メモっておくといいと思います。

下落トレンドで約定率が低くなる逆指値の買い戦略は、

下落トレンドで無理に停止しなくても、そこまでDDが大きくなる心配は少ないのではないか、とは考えていたりしますね〜。
(※注:もちろん絶対ではありません苦笑)

トレシズの「ポートフォリオ」の記事

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