今年はとにかく「穏やかな相場」です。
まだ終わっていないので今年を包括するのはまだちょっと早いですが、
今年はとにかく横ばいの相場、ボックス相場でしたね〜。
とにかく「動かない相場」で、
今年になってシステムトレード運用の成績が落ちた方も少なくないと思います。
ただ、逆に言うと、「今年システムトレードを開始した初心者の方にとっては、シストレに慣れるためのいい相場だった」ともいえます。
相場が動かないため大きな利益を取りづらかったことも確かですが、大きなDDになりづらかったのもまた事実で、シストレにおける含み益やDDなど、おおまかな動きをつかんでいただけたのではないかと思います。
今後の心構えとして、
「システムトレードは、基本的にはもう少し上下動が激しくなる」
ものということを、頭の隅に入れておいてください。
システムトレードとは、
「基本的には相場のひずみを探し、できるだけ過去の統計上有利なポイントで仕掛ける」
もので、相場のひずみ自体が、今年のような相場よりはもっと日経平均が上下に動く場合に多く発生します。
そのため、今年のような横ばいの相場よりは、
「上か下か、明確にトレンドが発生した時に利益をより出しやすい」
ものであるといえます。
ここ最近では2008年の相場はほんとに凶悪で、
「通常であれば反発するポイントで一切反発せずに株価が下落していく」
という、ものすごい相場でした。おそらくこれは、私も含めて2008年にシストレ運用を行っていた方であれば身に染みていることだと思います。
その一方、多くの売り戦略などにとっては2008年の相場はここ最近では究極の相場であり、ものすごい利益を出すことができた相場であったともいえます。
ただ、2008年以降に開発された買い戦略では、こういったひどい相場も想定に含めることができるようになったため、2008年以前に発売された買い戦略よりはリスク想定能力が高くなった、ともいえると思います。
トレンドが発生するかどうかは政治情勢など様々な要素が絡んでくるためどうしようもないですが、個人的にも来年は相場がもう少し動いてくれるといいな、って思ってます。
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