ヒノカグ・ショート【ボラティリティ2】のカスタマイズ方法(1)
今日はユーザー様よりリクエストを頂きましたので、
ヒノカグ・ショート【ボラティリティ2】の概要およびカスタマイズ方法について書かせていただきます。
■保有日数について
この戦略は、個人的に検証した結果としましては、
間違いなくデイトレードにのみ向いている印象です苦笑
スイングへの変更もいろいろ試してはみたのですが、
デイの方が遥かに安定していましたので、
おそらくはデイ向きのロジックではないかと考えますね〜。
■場中の損切りは入れた方がいいのか、入れない方がいいのか?
イザナミにおける検証上では、
場中の損切りは入れない方が過去のパフォーマンスがいいようです。
とはいえ、場中の損切りを入れることにより、
売りを仕掛けた銘柄がストップ高に張り付く可能性は減らせますので、
売り初心者の方の場合ですと、もしかしたら損切りありの方が精神的にラクな場合があるかもしれません。
詳しくは説明書に記載してありますが、
場中の損切りを望まれる方は
ヒノカグ・ショート【ボラティリティ2】_損切りあり.str
をご利用ください。
■スリッページなし
逆指値を使っていないので、スリッページがない点は特筆すべき点だと思っております。
ただ、売りのためどうしても規制により空売れない銘柄が出てくるのは避けられません汗
これは本当に、証券会社に全ての銘柄を空売れるようにして欲しいのですが苦笑
松井のように、空売れる銘柄を増やす取り組みが、いろいろな証券会社に波及してくれるといいな、とは思っております。
■カスタマイズの際の期待値
この戦略は、デイトレード戦略ということで、
期待値よりも取引回数を重視しています。
要するに、小さな利益をコツコツ積み重ねることを目指したロジックということですね。
そのためですが、
期待値を落として取引回数を増やすようなカスタマイズをしますと、
過去の通算利益率が1000%を超える場合もあります。
もちろん売りの場合空売れない銘柄が出てくるのは避けられませんので上記数値よりは落ちるのは間違いないですが、
2013年の実際のフォワードにも耐えたのを確認しておりますし、
ポテンシャルはそれなりにある戦略なのではないかと、
個人的には期待しています笑
(※注:絶対ではありません汗)
■ベース条件について
当戦略のベース条件は、仕掛けパレットでいいますと
01:00
02:00
03:00
の条件です。逆に言いますと、これ以外の仕掛け条件は別なものでもいける場合があると考えられますし、
またそういったカスタマイズはマーケットインパクト対策にもなります。
上記の3つの仕掛け条件を削除しない限りは戦略コンセプトにはそこまでは反することにはならないと思いますので、
04:00に独自の仕掛け条件を入れるなど、いろいろ試されるといいのではないかと思います。
■最適分散投資ファイルの資金設定
1銘柄の仕掛け株数: 設定範囲内で指定投入額に近い株数に仕掛ける
指定投入額: 10%
1銘柄の上限投入額: 20%
1銘柄の下限投入額: 1%
といった感じにしますと、
1銘柄投入額のばらつきがある程度小さくなります。
少なくとも、銘柄Aに75万、銘柄Bに25万といった感じのばらつきが大きいシグナルは減り、
ある程度は各銘柄への投入額が一定に近くなります。
投入額のばらつきを気にされる方には向いたカスタマイズ方法です。
■最適分散投資ファイルの優先順設定
この戦略は、特に優先順を変更するのが有効だと考えます。
といいますのも、
優先順を変えても資産曲線の形が変わりにくい戦略のためです。
個人的に試した限りでは、以下の優先順が有効な感じがしております。
・前日比が大きい順
・期間上昇率(○日)が大きい順
・期間中間値からの乖離(率)(○日)が大きい順
・売買代金が大きい順
・移動平均乖離率(終値)(○日)が大きい順
・RSI(○日)が大きい順
・RCI(○日)が大きい順
・強弱レシオA(○日)が大きい順
ただ、どれが将来的にいいかはどうしても分かりませんので、
各種最適分散投資ファイルを保存しておき、
定期的に成績を比較されるといいのではないかと考えます。
特に売買代金が大きい順は、
マーケットインパクト対策を重視される方に向いたカスタマイズ方法です。
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