トレード日記第一幕の良かった点と改善が必要な点
現在はトレード日記第二幕の準備をしていることもあり、
研究の意味も込めまして第一幕の良かった点と改善が必要な点を考察してみます。
■良かった点
(1)仕掛け条件を緩く設定していたため、2013年初頭には相当好調だった点
個人用のカスタマイズファイルでは、
販売戦略よりも圧倒的にシグナル数を増やしていました。
これは何といいますか、その戦略の本質を掴むためという目的が大きかったのですが、
仕掛け条件が緩い=シグナル数が多い=取引回数が多い
ということで、もちろんアベノミクスでは相当な恩恵を受けることができたのは良かったと思います。
(2)売りが思いのほか機能していた点
トレード日記側では売りはヒノカグ・ショート【下方ブレイク】、コキュートス(S)、コキュートス_トレイル(S)を使っていたわけですが、
この3つが上昇トレンドで思ったよりも食らわなかったのが大きかったかもしれません。
特にヒノカグ・ショート【下方ブレイク】は超低DDで2013年前半の上昇相場を乗り切り、
またコキュートス_トレイル(S)はONBという買い戦略のDDをかなり相殺していた点でも健闘が光りましたね〜笑
上記3戦略は、フォワードで自信を深めた感じでして、ロジックの有効性が高いのではないか、と推測しております。
(3)ONBのテストができた点
何事もやってみないと分からないといいますか、
ONBという激荒戦略をテスト運用したことにより、
自分にはどういうスタイルが合っているか、またどういう戦略を開発したいかといった点を再認識できたのは、意外と大きかったと思います苦笑
(4)ゴッドブレス2の優秀さを再確認できた点
買いの中では、間違いなくこれが一番機能していました。
トレード日記側では、販売戦略ではシグナルが出ないような優先順が低い銘柄にも仕掛けていましたが、
それでも機能していましたので、個人的に信頼している戦略です。
逆にいいますと、ゴッドブレス2の最適分散投資ファイルにおきまして、
優先順上位を省くようなカスタマイズも1つの手ではないかと思っております。
個人的な体感上では、優先順下位銘柄は、
1トレードあたりの期待値は落ちるものの、スリッページが極端に小さくなる印象でした。
■改善が必要な点
(1)仕掛け条件が緩い戦略が多かった点
全体的に仕掛け条件を緩くしていましたので、
上昇相場ではかなり良かったのですが、下落トレンドではなかなかDDが大きくなった印象です。
個人用のヒノカグ【上方ブレイク】などはバックテスト段階のシグナル数が50000回オーバーあったほどです苦笑
こういう緩いものが1つはあってもいいとは思いますが、
下落トレンドにおけるDDを抑えるために、
ポートフォリオ全体的には、シグナル数を抑えて期待値を上げていく方針で考えています。
2000年以降の取引回数でいいますと、10000回前後に調整しようかと思っています。
(2)やや同じタイプの戦略が多かった点
ポートフォリオ的に、やや順張り買いが多かった感があります苦笑
これだとボックスでどうしようもありませんので、
やはり異なるタイプのものを増やしていった方がいいと思われました。
(3)ポートフォリオを逆指値戦略のみで構成するのはどうなのか?
トレード日記側では全ての戦略を逆指値戦略のみで構成していましたが、
売りは普通にありだと思いました笑
ただ買いはといいますと、
もちろん組み方にもよるとは思うのですが、
逆指値でリバウンドを取るのはなかなか難しいです苦笑
そのためですが、成行または指値系戦略の必要性を感じたというのが本音ではありますね。
以上のような点を、第二幕に生かしていければ、と思っております。
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