システムトレードブログ

仕掛けの早さと遅さをコントロールする

トレシズシストレの開発・カスタマイズ

これはあくまで個人的な考えで正しいとは限らないのですが、

・買いは相場が強ければ強いほどポジションを増やすべき
・売りは相場が弱ければ弱いほどポジションを増やすべき

というのが、

やはりといいますかシストレの勝ち方の一つではないか、

とは考えていたりしますね〜。

このあたりは株システムトレード情報局でも語られている通りですが、

私自身もまさにその通りだと思っております笑

やはりといいますか、

2013年前半のような相場では買い全力で立ち向かいたいところです。

逆に今年の相場ですが、

前半は冴えませんでしたが、それでも極端に弱くはなかったため、

「高値圏ブレイクの競合」

という事態が発生したかもしれません。

これはどういうことかといいますと、

高値圏ブレイクの販売戦略は、基本的には早仕掛けの戦略が多いという根本があります。

これはなぜかといいますと、

・仕掛けを遅らせる
 ↓
・約定数が減る
 ↓
・通算利益率などのパフォーマンスが落ちる
 ↓
・ユーザー様からの人気がない戦略になってしまう苦笑

という理屈かもしれませんね〜。

逆にいいますと、

・仕掛けを早める
 ↓
・約定数が増える
 ↓
・通算利益率などのパフォーマンスが伸びる
 ↓
・人気戦略になる

こういった理屈です。

そのため早仕掛けの戦略が増えるのはやむをえないところがあるというのが実情ではありますが、

「早仕掛けの高値圏ブレイクアウト戦略同士だと、同一時期にやられやすい」

というデメリットも考えられます。

もちろんこれとは逆に、地合がいい時であれば相当爆発力もありますが笑

そのためですが、

ポートフォリオ内に早仕掛けの高値圏ブレイクアウト戦略が多い場合には、

「いくつかの戦略は、通算利益率を増やすよりも減らすようにカスタマイズするのも1つの手」

とは言えるかもしれませんね〜。

カスタマイズした際に、

過去の総取引回数が標準ファイルよりもある程度減っていれば、多少なりとも遅仕掛けになっている場合が多くなります。

また、以前に書かせていただいたブログもご参考にいただけるかもしれません。

■高値圏ブレイクアウトの仕掛けを遅らせるには?
https://www.torezista.com/blog/blog_1362/

たとえばですが、逆張り買いのコキュートス(L)ですが、

最近はほぼ取引履歴がありません。

これはなぜか?といいますと、

「トレシズの逆張り買い戦略において、最も遅仕掛けの戦略だから」

です笑

この戦略は基本的にはかなり相場が押した際のリバウンドを狙う戦略のため、

今のようなたいした押しがない相場で約定数が増えてしまいますと、

市場の暴落時のリバウンドを狙うどころか、

市場の暴落時にやられる戦略になってしまいます苦笑

そのためこれはコキュートス(L)のコンセプト通りの動きであり、

このようにポートフォリオ内に仕掛け早と仕掛け遅の両方を取り入れる、

というのが最近の個人的なスタイルです。

以上のように、

「過去の通算利益率が増えるようにカスタマイズするということは、基本的に早仕掛けにするということ。リスクヘッジの観点から考えると、通算利益率を落とし、遅仕掛けにするのも決して悪いカスタマイズではない」

と覚えておかれるといいのではないか、とは思いますね〜。

トレシズの「シストレの開発・カスタマイズ」の記事

前々記事:取引回数と期待値、どちらが過去の通算利益率に影響を与えるか?
前の記事:ジャスダックインデックスの位置によって機能する戦略が変わる?
今の記事:仕掛けの早さと遅さをコントロールする
次の記事:シストレにおいて日々研究する必要がある要素とは?
次々記事:過去の平均損失から1銘柄投入額を決める

おすすめ記事

売買代金制限や、株価制限はどの程度がいいか?

販売戦略の場合ですと当然、マーケットインパクト等を考慮の上で売買代金制限等を考…

1トレードあたりの期待値は何%あると戦えるか?

システムトレードで、「1トレードあたりの期待値は何%あると戦えるか?」という観点…

> このページのURLをPCメールアドレスに送る