個人的なポートフォリオ調整方法
三連休は皆様はいかがお過ごしでしょうか。
私の方は、相変わらずといいますかトレード日記側で運用する戦略を開発しています苦笑
これは第一弾としましてはコキュートス_トレイル(L)ですが、火曜日から開始が目標です汗
今日は、フォワードにおける個人的なポートフォリオ調整方法について書かせていただきたいと思います。
まず最初に戦略をいくつか開発したり、もしくは購入したりして運用開始したとしまして、
将来的にはやはりといいますか、
戦略によって成績に差が出てくるのは必然ですよね苦笑
そして、
「ちょっとトータル的なDDがきついな」
「ポートフォリオのバランスが悪いな」
と感じましたら、ポートフォリオの調整も視野に入ってくる場合もあると思います。
個人的にはこのあたりをどう考えているかを順番に解説していきます。
まず第一に、
・買いは下落トレンドでは多少DDを許容する
・売りは上昇トレンドでは多少DDを許容する
という点です。
これはもちろん、買いは上昇トレンドを得意とし、下落トレンドを苦手とするのが相場の本質ですので、
「常に右肩上がりの戦略は基本は存在しない。苦手相場と考えられる相場での成績はある程度は許容する」
という考え方です。
次に見ますのが、各トレンドにおけるポジション量です。
たとえば相場下落時に逆張り買いのポジション量が増えるのはやむをえませんが、
相場下落時に順張り買いのポジション量が増えるのは微妙です(ぇ
といいますのも、
順張り買いとは相場上昇に乗じて順に張っていくことですので、
相場下落時にポジション量が増えるというのはもはや順張り買いではないためですね〜苦笑
たとえばJASDAQ指数が上昇している際にポジション量が増えるのはありですが、
そうでないバランスになっているのであれば、
まっさきに順張り買い系のバランスを見直す場合が多いです。
順張り買いのどれかを停止するという場合もありますが、
・たとえば順張り買いのいずれかは、ジャスダックインデックスが下落したり高値を切り下げたりしたら停止する
・25日線下になったら停止する
・もしくは、一部の順張り買いのシグナル数を減らし、かわりに期待値を上げて約定数を減らす
といった組み方をする場合もあります。
特に見るべきは、
「バックテスト段階の総取引回数」
です。
これが多い戦略ほど一般的に仕掛け条件が緩いですので、
早仕掛けの戦略です。
ポートフォリオ内にこういう戦略が多い場合には、
「一部戦略に仕掛け条件を追加し、期待値を上げるかわりに総取引回数を減らす」
という処理を施すことにより、
日々のポジション量は減る場合が多いです。
その上で、
やはりといいますか、開始前に停止DDを決めておくのは言うまでもありません苦笑
停止ラインに到達したものをそのままで継続するのは困難な場合が多いですので、
その戦略単体での問題点などを徹底的にチェックする場合が多いかもしれないですね〜。
これはいつも書かせていただいておりますが、
一般的にシストレ初心者の方ですと特に、許容DDが小さい場合が多いと思っております。
もちろん20%のDDはかなりきついのですが苦笑、
それでも優秀なシストレ戦略の場合、
20%のDDから復活する場合はよくあります。
停止DDを小さく取りすぎますと結構ノイズにやられてしまい、
その後のリバウンドをとり逃すことが多々ありますので、
むしろ逆の考え方で、
「20%〜30%のDDが発生しても耐えられるぐらいの資金にしておく」
という、最初に決めておく考え方がいいのではないかとは思いますね〜。
個人的には一番重視するのはやはり、
「日々のポジション量」
かもしれません。
たとえばですが、相場が下落するほど買いポジションが減るような構成になっていれば、
2008年のような壮絶な下落トレンドで食らう額はだいぶ減ります。
そして、相場が上昇するほど買いポジションが増えれば、
2013年のような強力な上昇トレンドでは相当な利益が出る場合が多いです。
これが結構シストレおよびポートフォリオ構築の基本だと思っておりまして、
「日々のトレンドとポジション量」
をチェックしていくことが最も重要なのではないか、
とは考えていたりしますね〜。
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