正月は保有銘柄を持ち越すべきかどうか?
お正月といえば日本人にとって非常に重要な長期休暇で、それは株についても例外ではありません。今年トレード・またはシステムトレードを始めた方向けに、お正月に関する内容を書いてみたいと思います。
通常、株は年末における「大納会」と呼ばれる日に当年度の全取引を終了し、
翌年の「大発会」と呼ばれる日に翌年度の全取引を開始します。
その間のお正月の間には、一切の取引を行うことはできません。
2010年〜2011年にかけての大納会・大発会のスケジュールは以下のようになっています。
■大納会
2010年12月30日(木)前場・後場まで
■大発会
2011年1月4日(火)前場・後場まで
つまり、2010年12月31日〜2011年1月3日は市場がお休みということになります。
以前は大納会・大発会では前場の取引のみで終了していましたが、2009年以降は後場まで行われるようになりました。
ここで気になるのは、
「お正月は、銘柄を保有していていいのか?」
についてです。
実際、よくあるトレード関連書籍などでは、「お正月・GW・お盆などの長期休暇では、ポジションを切れ」と書かれているものが多く見受けられます。
システムトレードにおいては、実は「これが正しい!」という方法はありません。
お正月の間は株のことを忘れたい!という方はポジションを全て解消するのもいいと思いますし、
システムトレードは基本機械的に行うもののため、そういった感情を移入することすら避けたいという方は通常通り持ち越すのも一般的です。
ご参考までに私の場合を書いてみますと、私は毎年、後者の「通常通り持ち越す」方を採用しております。
ただ、これが必ずしも正しいというわけではありませんので、皆様のお好みの方を選択いただけるといいのではないかな、と思いますね〜。
年明け相場はここ3年ぐらいの動きを見る限り、1月の15日ぐらいまで新興主体で上げ、2月は調整に入り、3月に再度上昇するという動きがよく見受けられました。
来年はどんな動きをするのか、個人的に非常に楽しみにしています笑
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