システムトレードブログ

アセットアロケーションについて

トレシズポートフォリオ

今日はアセットアロケーションに関するお問い合わせをユーザー様からいただきましたので、

このあたりについて解説させていただきます。

アセットアロケーションとはつまりは

「投資資金を複数の異なった資産(アセット)に配分(アロケーション)して運用すること」

です。

つまりはリスク分散ですね笑

ユーザー様からいただきました概要としましては、

「順調に資産は増えてはいるが、大きめのDDが発生する時期というのはたいてい収益が伸びて保有銘柄数が増えた時期の場合が多い。こういった際に、アセットアロケーションをイザナミで検証する術があるかどうか?」

というニュアンスです。

DDは本当にいつ発生するか分からず、非常に難しいところですよね。

特に今月7月の相場は、日経が上昇していて簡単そうに見えるのですが、

意外と値が持たない相場だと思っておりまして、

2014年1〜4月に比べるとマシですが、それに次ぐ難しさだったと思っております。

ご質問の件は非常に難しいところでして、

正解を出すことは難しいとは考えますが、

これは個人的な考えで恐縮ではありますが、

「大きめのDDでやや弱気になってしまう」

ということは、おそらくですがややリスクの取りすぎではないか?とも推測されます。

個人的には、たとえば大き目のDDが発生したとしても普通に耐えられるぐらいの資金配分が、

ご自身に合っている資金配分ではないか、とも思っておりまして、

また継続のしやすさという要素にもプラスに作用するのではないか、

と思っております。

アセットアロケーションに関して検証する術はイザナミでは厳しいとは思いますが、

一応は運用戦略を複数売買ルールとして一体化することにより、

過去のおおよそのイメージをつかむことができます。

また、それとは対照的に、個人的には

「複数売買ルールを使うよりも、個別の戦略で資金を分けるべき」

という考え方が根底にあります。

といいますのも、どうしても戦略によって、

将来的な成績に差がつくためですね〜苦笑

個人的にはやはり、

「フォワード成績がいいものを伸ばす」
「フォワード成績が悪いものはリスクを落としていく」

という考え方が好みです。

戦略別にリスクを限定しておけば、

もしその戦略の成績が悪く、ひどい成績になったとしましても、

総資金全体に比べますとDDは抑えられる場合が多いと思います。

1つ言えることは、2014年7月はシストレにとって簡単な相場ではなかった、

ということですね〜苦笑

正直なところ、今月の相場はシストレの買い戦略的にはもっと伸びて欲しかった、

というのが本音ではあります苦笑

ただ、実際のところ値が持たない銘柄が結構多い、

ボックスのような様相が長かったのかもしれません。

…宮越だけは例外でしたが苦笑

とはいえ、

そこまでひどいと言える地合でもないですので、

もし今月のDDの大きさに危機感を感じられるような場合には、

それはおそらくですが、

「ご自身にとってリスクが大きい資金配分をされている可能性がある」

という点をチェックされた方がいいかもしれません。

たとえばですが、今まで総資金1000万円で運用していた人が、

総資金100万に変更しますと、

結構DDが発生しても利益が発生してもどうでもいい、

という感覚になりやすいものです(コラ

このあたりはシストレに何も求めるかにもよりますが苦笑、

ただ意外と、この

「どうでもいい」

という感覚で運用できるレベルの資金配分が、

意外と継続しやすい水準です笑

まずは「資金量に関するリスク配分」をチェックするという点を、

私自身はユーザー様におすすめさせていただいております。

トレシズの「ポートフォリオ」の記事

前々記事:ブレイクアウトの特性
前の記事:個人的なポートフォリオ調整方法
今の記事:アセットアロケーションについて
次の記事:逆指値戦略を使わずにポートフォリオを組むには?
次々記事:それぞれの戦略に担当を持たせるというテーマです。

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