システムトレードブログ

順張り脳と逆張り脳

トレシズシストレコラム

時々ユーザー様から、

「仕掛けシグナルの指値がものすごい高値なのですが、これは正常な動作なのでしょうか?」

というご質問をいただく場合があります。

これはたとえば順張りブレイクアウト系買い戦略の場合ですと、

「上値抵抗を超えたら仕掛け」

といった感じに設定されている場合が多いかもしれません。

たとえばですが、現在の株価は900円、そして、

直近75日間でずっと1000円という壁を超えられなかった銘柄の場合ですと、

こういった銘柄にシグナルを出す場合には、

「1001円以上になったら成行で買いという逆指値」

といった感じです。

これはなぜこんなに高値を狙うのかといいますと、

「1000円という今まで超えられなかった壁を超えたら、さらに上昇する可能性があるから」

ですね〜。

…もちろん、絶対ではありません(コラ

ただ、上記例でなぜ1000円が抵抗帯になっているかといいますと、

要するに過去に1000円近辺で買っている人が多いためです苦笑

こういった方の損切りも、多分に含まれているとは思われるんですよね。

俗に言う「シコリ」というものですが、

こういった弱気筋の売りを吸収しないことには、

値動きは素軽くならないもの、と考えております。

たとえばですが、今日のトレード日記側の分足でも、

途中で75円で仕掛けましたミナトエレクトロニクスで、

一瞬80円まで上がりましたものの、

一瞬で再度75円まで落ちてきました苦笑

これはなぜここまで押すのかといいますと、

やはりといいますか、

・満足した人の利確
・損失を抱えた人の損切り
・もしくは…急な値動きに対する焦り?(コラ

この3つが混在するものと考えます。

これは個人的な考えで正しいとは限らない点だけご了承いただければと思いますが、

株価が一方的に上昇するためには、

「その株を買っている人の大半が強気筋にならなければならない」

と考えます(ぇ

少しでも弱気筋の売りを吸収しておかなければ、

値動きは絶対に素軽くならない、

これが相場の本質だと考えていますね〜。

これはある意味精神論にも通じるところがあるかもしれませんが、

やはりといいますか利益が出ている人はリスクをかけられます。

といいますのも、利益があるので、多少の損失を被っても耐えられるためです。

一方、損失が出ている人は、

一刻も早く損失を切りたい、

こういったバイアスがかかるかもしれません。

そのためですが、

いろいろな銘柄にある横ばいの時期、つまり調整時期は、

「強気筋と弱気筋のどちらが多いかを試している期間」

と、個人的には考えるようにしていたりしますね〜。

と、だいぶ前置きが長くなりましたが苦笑

つまり、先の例ですと、

「1001円を超えた瞬間、強気筋の数の方が多くなるため、株価は上昇しやすい」

と考えている、ということです笑

ただ、こういった順張りが合っている方もいれば、

「株は安くなった時に買いたい」

という、逆張り的なお考えをお持ちの方もいらっしゃると思います。

日本株には逆張りが効くと言われておりまして、

私自身もそう実感しております。

この際重要なのは、

「ご自身で高値を狙う順張りが好きか?それとも暴落中の銘柄を狙う逆張りが好きか?」

という点です。

たとえばですが、

順張り買い戦略のシグナルで、

「え!?こんな高値狙うの?」

と思ったことがある方は、どちらかというと逆張り買いの方が向いている場合が多いかもしれません苦笑

たとえば今日は私自身はトレード日記側で、

既に前日比+20%を超えていたダイヤ通商に仕掛けました。

…逆張り買いが好きな方だったら、まずこのラインでは仕掛けないでしょう苦笑

ただ、

私自身は前日比+20%を超えている銘柄などに仕掛けるのはあまり躊躇がないんです笑

むしろ、ストップ安近辺にいる銘柄に仕掛ける方が勇気がいります汗

多くの場合は、

「こんな高値で仕掛けたら、急落が恐い」

という印象なのかもしれません。

ただ、強気筋の意見としましては、

「ここから上がるのは必然として、どこで利確しようか?」

という、非常にポジティブな発想が少なくないのかもしれませんが笑

こういった観点から考えますと、

私自身はおそらくは順張りの方が性に合っている、ということなのかもしれませんね〜。

やはりといいますか、

ご自身に合っている戦略でないと、

継続がどうしても難しくなってきます。

なので、「ご自身の好み」という要素も重視してポートフォリオを組まれるのがおすすめですね〜。

これは、スリッページが嫌いだから逆指値戦略は入れない、

といった部分も同様です。

とはいえ個人的には、

「順張り買い・逆張り買いを問わず、トレンドには逆らえない」

というのが持論です。

あくまで個人的な好みではありますが、

「上昇トレンドでは買い保有多め、下落トレンドでは買い保有少なめ」

といったバランスに調整するのがいいのではないか、

とは考えていたりしますね〜。

なお私自身は、

純粋なシストレでは、順張り買いと逆張り買いの両方を絶対併用します笑

これは、どちらかにしかとれない相場がたいていあるためです。

トレシズの「シストレコラム」の記事

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