システムトレードブログ

資金にバッファを持たせるという考え方が大事だと思っています。

トレシズ資金管理方法

たとえばですが、

シストレに回せる資金が1000万ある場合、

「常に1000万をフル活用したい」

という風にお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん資金効率を考えますと、

確かにフル活用するのが最も効率がいいとは考えられます。

上記は1つの手法であり、決して間違っているというわけではないのですが、

私自身の最近のシストレ運用方法としましては、

「むしろ資金をフル活用しないようにする」

というスタイルに落ち着いています(ぇ

これはなぜかといいますと、

…やはりといいますか、予備資金があると安心できるためですね〜苦笑

結局はメンタルの話になってますが(コラ

上記例のようにMAXの1000万を毎日投入していますと、

私の場合ですと日々気が気でなくなってしまいます苦笑

また、やはりといいますかメインはドローダウン対策でしょうか。

シストレ戦略では苦手相場におけるDDはまず避けられないので、

DDになった際の状況を運用開始前からイメージしておき、

その分の資金はストックしておく、といった感じですね〜。

次にどういう方法でストックするかについてですが、

もちろん最初の段階で、

「資金1000万に対して、戦略の必要資金の合計が800万を超えないようにする」

といった、ある意味静的な手法も考えられます。

この例ですと、200万が予備資金になるわけですが、

もしシストレ戦略の成績が伸び、

資金が2000万になったとしましても、

予備資金は200万のままなのでややリスクが高い、

とは言えるかもしれません。

そのためですが、私自身はどちらかというと動的な方法が好きだったりしますね〜。

これは具体的にはどういうことかといいますと、

まず、以下のような戦略があったとします。

(A)
・単利
・総資金: 150万円
・レバレッジ: 1倍
・市場投入資金: 100%
・単利単月で検証した場合の過去の最大DD: 30万円

こういった戦略では、私の場合ですと、

(B)
・複利
・総資金: 180万円(150万円にDD分を足した金額)
・レバレッジ: 1倍
・市場投入資金: 83%

といった感じに調整する場合が多いです。

複利にしているのは単に個人的な好みというだけです(コラ

この2つは序盤に150万投入する点では一緒ですが、

(B)は複利ですので、利益が出れば当然投入額は増えていきます。

もし総資金が360万円まで増えた際には、

360万の83%、ほぼ300万を投入するような形になります。

つまり、序盤のDD対策用資金30万が、

資金が大きくなれば60万といった感じで、予備資金も増えるわけですね〜。

これが結構大きいと考えております。

といいますのも、

極端な例ではありますがたとえば総資金が1億まで増えた場合、

静的な方法ですとDD用資金は30万のままですよね汗

これではもはや予備資金とは言えませんので、

「予備資金も増やしていく必要があるのではないか?」

というのが個人的な考えだったりします笑

あと、(A)と(B)は、

「序盤にDDで始まった際」

にも差がついてきます。

たとえば20万のDDが発生した場合、

(A)の場合ですと

150万−20万=130万

のシグナルしか出せなくなります。

一方(B)は、

(180万−20万)×0.83=133万

のシグナルを出せる形になります。

上記例では差はわずかですが、

「(B)の方が若干、DDスタートの際の影響が小さくなる」

という点はメリットとは言えるかもしれませんね〜。

…といろいろ書かせていただきましたが、

あくまで個人的な好みというだけであり、

上記を推奨しているというわけでもありませんのでご了承ください苦笑

トレシズの「資金管理方法」の記事

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