損切りの相性
あくまで個人的な考えなのですが、
「一定%損失での損切りは、順張り買いと相性が良く、逆張りと相性が悪い」
と思っております(ぇ
といいますのも、
たとえば手仕舞い条件に、
「終値が建値よりも小さい→(青)当日引けで手仕舞い」
という条件を入れて検証した場合、
組み方にもよるのですが、
逆張り買い戦略だとたいていの場合、期待値が落ちるんですよね苦笑
これはどういうことなのかと考察してみますと、
金曜日の相場と今日の相場を比較すると分かりやすいかもしれません。
金曜日の相場は日経が結構押したため、
逆張り買いですと普通はDDになったと思います。
そして、
当日引けでの損切りが入っていますと、
今日のリバウンドが取れないわけですね〜苦笑
そのためですが、
「逆張り買いとは、元々ある程度のDDを許容しなければならない手法」
と言えるのではないか、と考えております。
もちろん、逆張り買いでも、保有日数による損切り等、ある程度リスクを抑えることは必須ですが苦笑
そのためですが、
個人的なスタイルですと、逆張り買いを使う場合には、
「あらかじめポートフォリオ内の逆張り買い戦略で発生する可能性があるDDの大きさを想定した上で、資金量や一銘柄投入額を決める」
という感じにしている場合が多いかもしれません。
…もちろん、3.11レベルは完全には想定しきれませんが苦笑
DDが大きくなって停止した後に、リバウンドするほど悔しいことはありません苦笑
そのためですが、個人的には
「逆張り買いは、元々DDが大きい手法」
と認識した上で、
ロットを決めるようにしていたりします。
一方、順張り買いの方はといいますと、
あくまで個人的な経験上のお話のため正しいというわけでもなく、
また保証もできないのですが(コラ、
「終値が建値よりも小さい→(青)当日引けで手仕舞い」
といった損切り条件を入れるのはかなり有効だと思っております(ぇ
順張りの考え方は損小利大がベースになりますので、
「損失はただちに切る」
「ただし、利益はできるだけ伸ばす」
という根本から考えますと、
損失が出ている銘柄を素早く切るというのは、
結構理に適っているのではないか?と思うためですね〜。
また、当日引けでの手仕舞いなどを入れますと、
「日々持ち越すポジション量をコントロールできる」
といったメリットがあると思っております。
たとえば逆張り買いでポジション量が多い時に、
順張り買いでもポジション量が多くなってしまいますと、
翌日の相場環境が良ければいいのですが、
悪い方向に行ってしまった際に結構食らう場合も少なくありません。
こういった観点からも、
損切りは特に順張り買いには向いているのではないか、
とは考えていたりしますね〜。
もちろん、損切りを裁量で行ってはダメだとは思いますが苦笑
私の場合ですと、
損切りをイザナミでいろいろ検証した上で、
損切りの手法そのものを戦略に組み込み、それに従う形にしています。
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