システムトレードブログ

マーケットインパクトを緩和する手仕舞い方法とは?

トレシズ投資手法

たとえばですが、

買いで持ち越していた銘柄が翌日特売りとなり、

含み益だったのがなぜか含み損になってガッカリ、

などといった事例もよくあります。

…あまりによくありすぎるので、

個人的には手仕舞いの際の寄付を見ないようにしているほどです苦笑

これがシストレ戦略におけるマーケットインパクトなのかどうか?

という点については非常に難しいところです。

といいますのも、

市場参加者全体におけるシステムトレーダーの割合は、

今でもそこまで極端には高くないとは推測されるためですね〜。

もちろん、2007年などと比べますと増えたのは間違いないとは思います。

根本的に寄成は、

「具体的な買い数量、売り数量がはっきりと見えてしまう」

という点が不利だとは思っていたりしますね〜。

もちろん、

寄りが一番出来高が多い(板が厚い)場合が多いですので、

寄成を使う戦略は必要だとは思われます。

ただ、

「全戦略で必要か?」

という観点ですと、

個人的には必ずしもそうではないのではないか?

というのが持論だったりします(ぇ

以前B・N・F氏の掲示板への書き込み内容を拝見したことがありますが、

手仕舞いには指値を多用するようなニュアンスがあった気がします。

これはもちろん、

ロットが大きい人ほど成行は使えなくなるのは必然なためだとは推測されますが汗

以上のような点から、

「手仕舞い方法に指値を使う」

というのが、

「マーケットインパクトを回避する手仕舞い方法として有効なのではないか?」

とは考えていたりしますね〜。

イザナミ上では、指値での手仕舞い方法としましては、

・翌日指値
・翌日寄指
・不成

などといった手法があります。

上記のような、

・場中の指値
・もしくは、引けでの手仕舞い

というのは、

もちろん成行での売り数量にはカウントされませんので、

板を押し下げる効果としましては、成行よりは小さいのではないかとは思われます。

特に引けでの手仕舞いは、

時間的にギリギリのお話のため、

「市場参加者に、手仕舞いを悟られにくい」

という点でメリットがあるのではないか、

とは思っていたりしますね〜。

資金が大きくなるほど、

寄り近辺での手仕舞いが増えるのは避けられないとは思います。

といいますのも、

寄りの出来高が基本的には一日で最も多い場合が少なくないためです。

とはいえ、

資金が極端に大きくない場合には、

「場中や引けでの手仕舞いも積極的に取り入れるべきではないだろうか?」

というのが個人的な考えだったりしますね〜。

販売戦略でも、

場中の指値や引指の手仕舞いなどに変更することにより、

実質的なパフォーマンスが向上するものが結構あると思います。

手仕舞い方法は非常に奥が深いとは思っていたりしますが、

「仕掛け方法よりも手仕舞い方法を重視する」

というのが、

最近の個人的なスタイルだったりします。

おそらくですが、

販売戦略でも、手仕舞い方法を変えることにより劇的にパフォーマンスが向上する戦略は少なくないと思っていたりします笑

トレシズの「投資手法」の記事

前々記事:損小利大という考え方
前の記事:損切りの相性
今の記事:マーケットインパクトを緩和する手仕舞い方法とは?
次の記事:1銘柄投入額を増やすか?それとも銘柄分散数を増やすか?
次々記事:いろいろな仕掛け方法を取り入れるべきだと考えます。

おすすめ記事

負けているときにトレード数を増やしたり、ロットを増やす検証方法

気付くのが遅れてしまいましたが、たけやん様に全シ連の感想を掲載いただき感謝です…

長期投資と相性の良い売りとは?

長期投資の場合、どうしてもDDは大きくなりがちで、もちろん相場環境が良い時はいい…

> このページのURLをPCメールアドレスに送る