システムトレードブログ

同じ銘柄を重複して保有するべきか?

トレシズ運用方法

複数売買ルールでは、オプションで

「同じ銘柄を重複して保有しない」

にチェックを入れるか外すかを選ぶことができます。

たとえば戦略A+戦略Bという2戦略の複数売買ルールだったとしまして、

「同じ銘柄を重複して保有しない」のチェックを外しますと、

・戦略Aで保有中の銘柄に、戦略Aでシグナルが出た場合
・戦略Bで保有中の銘柄に、戦略Bでシグナルが出た場合
・戦略Bで保有中の銘柄に、戦略Aでシグナルが出た場合
・戦略Aで保有中の銘柄に、戦略Bでシグナルが出た場合

などに、

構わず同一銘柄にシグナルが出る形になります。

俗に言うダブルポジションと言う形ですね〜。

これが正しいのかどうか?という観点ですと、

…正直なところ好みの要素が大きい、

とは言えるかもしれません汗

たとえばナンピン主体の戦略を組む場合には、

当然「同じ銘柄を重複して保有しない」のチェックは外さないといけません。

一方、ロット的には同一銘柄を通常ロットの倍ぐらい保有する場合がありますので、

もしその銘柄に悪材料等が出て株価が暴落した場合には、

リスクもだいぶ増す、という認識は必要かもしれませんね〜。

もちろん、リスクとリターンは比例しますので、

大きなリスクをとっているということは、

うまく行ったときには大きなリターンを見込める、ということです。

そのため、何が正しいとは決まっているわけでもないとは思います。

あくまで個人的なスタイルですと、

・仕掛け位置や保有日数が似ている戦略同士では同一銘柄には仕掛けない
・仕掛け位置や保有日数が異なる戦略同士では同一銘柄重複もあり

という感じかもしれません。

私が重複を許容する実例をご紹介しますと、

・仕掛け位置の異なる高値圏順張り買いスイング2つの場合は重複を許容する
・デイとスイングなど、保有日数の異なる高値圏順張り買いスイング2つの場合は重複を許容する
・順張り買いと逆張り買いでは重複を許容する

といった感じですね〜。

逆に言いますと、

・仕掛け位置や保有日数が似ている高値圏順張り買いスイング2つの場合は重複を許容しない
・仕掛け位置や保有日数が似ている逆張り買いスイング2つの場合は重複を許容しない

ということです苦笑

複数売買ルールにおいて「同じ銘柄を重複して保有しない」のチェックを外しますと、

通算利益率が伸びる場合も少なくありません。

これはなぜかといいますと、

「過去の優先順上位銘柄の方が利益率も大きい場合が多いため、そういった銘柄は重複させた方がパワーが増すため」

とは言えるかもしれません。

ただ、リスクとリターンが比例する以上は、

「通算利益率が高くなった=リスクが増した」

という認識は必要かもしれませんね〜汗

一方、重複を許容しやすい戦略の組み合わせというのもあります。

一例を挙げますと、

(A)前日終値よりも上を指す逆指値の順張り買い戦略+前日終値よりも下を指す寄指の逆張り買い戦略
(B)前日終値よりも上を指す逆指値の順張り買い戦略+前日終値よりも下を指す終日指値の逆張り買い戦略

などですね〜。

特に(A)の方で相当食らうパターンというのは、

・始値が相当安く寄って逆張り買い戦略で約定
 ↓
・その後暴騰し、順張り買い戦略で約定
 ↓
・その後暴落し、始値よりもだいぶ下で終わる

というケースが考えられますが、

逆張り買い戦略だけ食らうケースは多々あるとは思いますが、

上記のように2戦略で食らうケースはさすがにそこまでは多くはないとは考えられます苦笑
(もちろん、逆指値戦略の仕掛け位置にもよりますが汗)

こういった感じで、

仕掛けタイミングがずれているのであれば重複もあり、

というのが個人的な好みかもしれません。

ただ、ナンピン買い戦略の場合には、

もちろん重複は許容します。

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