システムトレードブログ

順張り買いの資金管理テクニック(3)

トレシズ資金管理方法

戦略によっては、レバレッジがかかっているものもあれば、レバレッジがかかっていないものもありますよね。

今日はこのあたりを踏まえたお話です。

たとえば、以下のような2つの戦略があったとします。

・戦略A:資金150万・レバレッジ1.5倍(実際の投入額225万)
・戦略B:資金150万・レバレッジ1倍(実際の投入額150万)

上記2つの場合、150万×2で300万必要となってくるわけですが、

あくまで私の場合ですと、

上記は「375万必要」と考えるようにしているかもしれません。

これは好みの問題が大きいかもしれませんが、

私の場合ですと、

もし手持ちの総資金が300万だったとしましたら、

戦略Aのレバレッジを1倍に直す場合が多いかもしれませんね〜汗

これはなぜかといいますと、

私自身のシストレ駆け出しの頃に、苦い思い出があるためです苦笑

だいぶ昔ですが、当時は手持ち資金に対して1.5倍などのシグナルを出すといった無謀なことをやっていました(ぇ

上記はつまりはレバレッジ1.5倍ということですが、

…とにかく日々の収支が荒くなるんですよね苦笑

一日に数十万負けるといったこともザラでしたし、

「この荒さは継続できないな」

とすぐに悟ったことは言うまでもありません笑

今思い返しますと、

おそらくは似たような戦略ばかりをポートフォリオ内に入れてしまっていたのが一番の原因だろう、とは思いますね〜。

レバレッジをかけると過去の通算利益率等が伸びるのは間違いありませんが、

「それに耐えきれるかどうか?」

という点について考える必要が出てくるとは思いますね〜。

もちろん、レバレッジが間違っているというわけでもありませんし、

あくまで目的に合わせて選ぶ、といった感じかもしれません。

たとえば私の場合ですと、

「個別戦略にレバレッジをかけるのではなく、ポートフォリオに対してレバレッジをかける」

という考え方が好きかもしれません。

これはどういうことかといいますと、たとえば

・順張り買い戦略A: 資金150万・レバレッジ1倍
・逆張り買い戦略B: 資金150万・レバレッジ1倍

という2つがあったとしまして、

またこの2つはだいぶ利益発生時期と損失発生時期が異なる戦略だったとします。

その際には、

もちろん総資金300万にすればより安全とは言えますが、

上記2つの例ですと、

常に150万ぐらいは寝ている設定になってしまうかもしれませんので、

総資金300万に対してですと、資金効率は悪いかもしれません。

そのため、

たとえば総資金を200万などにして、上記2戦略を使う、

といった手を使う場合はよくあります。

総資金200万で300万分の戦略を使うということは、レバレッジ1.5倍ということですよね。

このように、あくまで個人的な好みですが、

特性が異なる戦略同士の場合にはレバレッジをかける場合があります。

逆に、2つの似たような順張り買い戦略を導入する場合には、

絶対にレバレッジをかけないタイプです苦笑

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