より一層TOPIXの動きと成績を連動させるためには?
「TOPIXは上昇しているのに、成績がまったく連動しない」
ということはよくあると思います。
…何より、私自身かなり多いです苦笑
こういう現象がなぜ起きるのかといいますと、
やはりといいますか、
・売買代金が小さい小型株をメインにしているため
・新興銘柄をメインにしているため
という2点が考えられます。
これも良し悪しで、
小型株や新興の指数だけが強い時期もありますので、
必ずしもデメリットばかりではない、とは考えられます。
一方、より一層TOPIXと連動させるためにはどうすればいいかといいますと、
以下の4つのような対策が考えられるかもしれませんね〜。
(1)売買対象を東証一部に限定する
(2)売買代金制限を増やす
(3)逆張り買いを増やす
(4)もしくは戦略を2個に割り、最適分散投資側で、東証一部限定のものは資金配分70%、新興限定のものは30%などにする
個人的には、
新興銘柄の場合、
前日買われた銘柄よりも前日売られた銘柄の方が、
ダウが上げた際などに連動しやすいのではないか、とは考えていたりしますね〜。
もちろん、戦略にもよりますが苦笑
あとは結構使えるのは(4)のような戦略の2個割りテクニックで、
最適分散投資ファイルにおきまして、
・複数の資金設定を使う
・仕掛け条件設定を使う
の2つの機能を使うことにより、
東証一部とそれ以外の市場の銘柄の仕掛け分量を意図的にコントロールすることができます。
■東証一部のシグナル割合をコントロールする方法
(1)まずは戦略はそのままバックテストします。最適分散投資まで行きます。
↓
(2)最適分散投資のオプションで、
・複数の資金設定を使う
・仕掛け条件設定を使う
の2つにチェックを入れます。
↓
(3)複数資金設定では、2つの資金設定を作成しておきます。
↓
(4)上の方の資金設定の仕掛け条件には「市場が1と同じ」と入力し、
下の方の資金設定の仕掛け条件には「市場が1と異なる」と入力します。
市場が1というのが東証一部を意味しています。
↓
(5)あとは上の資金設定が東証一部用、
下の資金設定がそれ以外の市場用とはなりますので、
東証一部の割合を増やしたければ、
上の資金設定の個別投入資金は70%、
下の資金設定の個別投入資金は30%
などにしますと、日々の東証一部銘柄のシグナルが増えると思われます。
また、上記例の場合、
たとえば下の方の資金設定の1銘柄投入額を減らせば、
「ボラの大きい新興銘柄の1銘柄投入額を自動的に減らす」
ということが可能になりますので、
結構便利な設定だと思います笑
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