システムトレードブログ

売買代金制限を厳しくする方法

トレシズカスタマイズ方法

普通販売戦略では、

「売買代金の少ない場合は取引しない。」

にチェックを入れることにより、

「直近の売買代金の平均」

で売買代金制限を入れている場合が多いと思います。

たとえばですが、

「売買代金の3日間の平均が10千万以下の場合」

と設定されていた場合には、

「直近3日間の売買代金の平均がが1億以下の場合にはシグナルを出さない」

といった意味合いになります。

ただ、ここで注意が必要なのが、

「あくまで平均」

という点ですね〜汗

たとえば極論ですが、

2/4 売買代金2億
2/5 売買代金2億
2/6 売買代金0

という場合でも、上記条件にヒットしますので、

若干緩い条件、とは言えるかもしれません。

もちろん、スリッページの観点でも、

上記のような事例の場合ですとあまり好ましくないとは言えるとは思います。

…もちろん、上記のような事例はそこまでは多くないですが、

2/6にストップ高張り付きやストップ安張り付きの場合には近い現象が起きる場合があります。

こういった事象を防ぐにはどうすればいいか?

という点ですが、

「平均ではなく、連続を使う」

というのが1つの手として考えられます。

具体的には、

・「売買代金の少ない場合は取引しない。」のチェックを外す
・仕掛け条件に、「15日連続で、売買代金が100(1億)より大きい(同じ含む)」といった条件を入れる

という手法ですね〜。

この条件ですと、

前日の売買代金も1億以上である銘柄に限定できますので、

絶対ではないのですが、

前日終日ストップ高や終日ストップ安の銘柄を除外しやすくなります。

といいますのも、

終日ストップ高気配の銘柄というのは好材料などが出た場合が多く、

売る人も少ないからですね〜苦笑

その影響で売買代金も小さくなる、というのは必然、

と考えられるためです。

また、上記のように連続を使いますと、

「より一層安定した動きをした銘柄や、もしくは大型株などのシグナルを抽出しやすくなる」

傾向にはあると思います。

たとえばですが、

小型株でも人気化しますと、

直近で売買代金が数十億を超える場合はよくあります。

たとえばですが、アクロディアのような銘柄ですね〜。

ただこういった銘柄は、

人気化した時は売買代金は増えますが、

それ以前はそこまで売買代金が大きくない場合が多い、と考えられます。

一方、大型株というのは、

「年中売買代金が数十億以上ある場合が多い」

と考えられます。

そういった観点ですと、

たとえばですが、

「50日連続で売買代金が2000(20億)より大きい」

といった仕掛け条件を使えば、

より一層、

直近で人気化した小型株のシグナルを除外し、

大型株シグナルを増やすことが可能ではないか、

とは推測されます。

以上のような点から、

「〇〇日連続での売買代金制限」

というのは、

・直近で荒い動きをしているストップ高があった銘柄やストップ安があった銘柄を除外するのに便利
・より一層安定した値動きをしている銘柄を抽出するのに便利
・組み方によっては、大型株シグナルを抽出するのに便利

というイメージかもしれませんね〜。

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