トレシズ式資金管理術(18)
■戦略の停止基準(2)
実際のところ、
私の場合ですと、戦略を停止するというのはよっぽどの場合のみです。
これは何と言いますか、
いつも書いておりますが、
「私が投げたそこが底」
ということがあまりにも多いためですね〜苦笑
因果関係があるのかどうかは分かりませんが、
3ヶ月ぐらいDDが続き、
運用がきつくなって投げた後、
そこからなぜか資産曲線が上昇する、
という動きがなぜか多いものです苦笑
そのため、
「継続がどうしても厳しい」
と感じた場合には、
私の場合ですとまずはロットを小さくします。
・該当戦略の資金を減らす
・そしてさらに、1銘柄投入額も減らす
という感じですね〜。
ロットが小さくなりますと、
日々の損益もだいぶ小さくなりますので、
ロットが大きい時ほどは、
勝ち負けが気にならなくなる場合が多いと思います。
あともう1つよく使う手としましては、
「1銘柄の下限投入額のみ円指定にして、それ以外は%指定にする」
という技です。
最適分散投資の設定でいいますと、たとえば、
・総資金500千円(50万)
・設定範囲内で指定投入額に近い株数に仕掛ける
・指定投入額30%
・1銘柄の上限投入額35%
・1銘柄の下限投入額100千円(10万)
といった感じです。
上記設定はまず、
10万〜17.5万(35%)の範囲で買える株限定で、できるだけ15万(30%)に近くなるように仕掛ける
という意味合いの設定となりますが、
たとえば20万のDDが発生し、
総資金が35万に減ってしまったとしますと、
10万〜12.25万(35%)の範囲で買える株限定で、できるだけ10.5万(30%)に近くなるように仕掛ける
という意味合いに変わってきます。
10万〜12.25万で買える銘柄というのはかなり限られてきますので、
必然的に日々のシグナルは激減します苦笑
上記範囲外のシグナルは、「上限下限の範囲外」と表示され、
シグナル対象外となってしまう感じですね〜。
つまり上記のように、
1銘柄の下限投入額を円指定にしますと、
「負けが続けばどんどんシグナルが減っていき、いずれはシグナル0となる(戦略が自動停止される)」
というメリットがあります。
戦略の停止基準に迷われた際には、
上記のような手法も一案ではないか、
とは思っていたりしますね〜。
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