戦略開発方法を学ぶシリーズ(21)
■具体的にどう戦略を組んでいくか?
ユーザー様より、
「どう戦略を組めばいいのか分からない」
というご質問をいただくことは非常に多いものです。
…ある意味、そのために販売戦略があるのですが苦笑、
組み方を知っておくことは、
カスタマイズの際にも有用だとは思いますので、
基本的なことは書かせていただこうかな、とは思っております。
まず、個人的によく使う指標についてです。
個人的な好みでは、
・前日比(率)
・期間上昇(率)
・移動平均(終値)
・移動平均乖離率(終値)
の4つがやはりメインです。
「戦略には必ずしも難しい指標を使わなければいけないのか?」
という観点ですと、
個人的には決してそんなことはないと思っておりまして、
上記4つだけでもかなり幅広い戦略が作れるとは思っております。
このあたりは、
自分の得意な指標を使えばいいのではないか、
と思っていたりしますね〜。
その上で、
いろいろなチャートを見れば、
戦略のアイデアというものはわんさかあります。
下にみずほフィナンシャルのチャートをアップさせていただきましたが、
代表的な4パターンについて書かせていただきます。
(1)長期の高値ブレイクで買い
2015年2月に長期の高値をブレイクしてきましたが、
この瞬間に買っていれば今は利益になっていますよね。
こういう銘柄に仕掛けたい場合には、
逆指値を使い、
・翌日逆指(終日)(期間高値)(高値)(50日)で買いを仕掛ける
といった感じになります。
(2)短期移動平均と長期移動平均のクロスで買い
いわゆるゴールデンクロスに近い形ですね〜。
下の画像では、25日線と75日線を使っています。
・移動平均(終値)(25日)が移動平均(終値)(75日)より大きい→買い
といった条件になります。
個人的によく使うのは、
・5日線、25日線、75日線、200日線
あたりです。
たとえば7日や35日など中途半端な値にしましても過去成績が変わったりはしますが、
個人的には上記のような、
「みんながよく使う値を使う」
という場合が多いですね〜。
細かく調整しても過剰最適化っぽいですし、
「よく使われる値は、多くの人が意識している値だと考えられるため」
という理由もあります。
(3)押し目買い
みずほの場合ですと、
25日線や75日線がサポートラインになっているのがよく分かりますよね。
また、画像下部分は25日移動平均乖離率ですが、
「押し目の際には、移動平均乖離率が小さくなる」
という特性があります。
そのため、
。移動平均乖離率(終値)(25日)が〇より小さい→買い
。移動平均乖離率(終値)(75日)が〇より小さい→買い
といった組み方も考えられます。
(4)短期ブレイクで買い
みずほは、
直近では一週間ほど前に大陽線を付けてブレイクしていますが、
こういう瞬間に買うのも有効だと考えられます。
この位置は、
多くの方が「ジャンピングキャッチ」と称される箇所でもありますが苦笑、
それでもこの位置での仕掛けは上昇トレンドではかなり有効、
とは言えるでしょう。
こういう銘柄に仕掛けたい場合には、
逆指値を使い、
・翌日逆指(終日)(期間高値)(高値)(5日)で買いを仕掛ける
といった感じになります。
上記はあくまで一例で、
たとえば
「上昇トレンド中の銘柄は、25日線が上向きだな」
「移動平均乖離率(終値)(25日)が大きい銘柄ほどよく上がるな」
などなど、
チャートを見ると実にいろいろなことが見えてきます。
そのためですが、
「チャートを見て日々研究するということが大事」
とは言えると思っております汗
はじめは、
意味不明だと思います、私もそうでした苦笑
ただ、日々学んでいればじょじょに覚えいくと思います。
とにかく、
学ばなければ何も前進しないので、
「焦らず、じっくり学んでいく」
ということがおすすめですね〜。
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