システムトレードブログ

トレシズ式資金管理術(21)

トレシズ資金管理方法

■レバレッジ

まず、シストレ初心者の方向けの解説となりますが、

シストレで言うレバレッジとは、

資金150万に対して225万円分のシグナルを出すといった感じで、

「資金よりも多くシグナルを出すこと」

を指す場合が一般的かもしれません。

その上でレバレッジには2種類ありまして、

(1)1戦略単位でのレバレッジ

たとえば1戦略の資金が150万だったとしまして、

その戦略のレバレッジが1.5倍だった場合、

その戦略では225万円分のシグナルが出るということになります。

(2)総資金に対してのレバレッジ

たとえばご自身の資金が1000万だったとしまして、

ポートフォリオの全戦略の合計で1500万円分のシグナルが出る場合には、

それは1.5倍のレバレッジがかかった状態、

と言えるかもしれません。

「レバレッジは使うべきなのかどうか?」

という観点は非常に難しいところで、

結論的には、

「用途に応じて」

という感じかもしれませんね〜。

一般的にリスクとリターンは比例しますので、

レバレッジをかけ、

いわば資金に対してより一層のリスクをかけている状態の方が、

リターンも当然大きくなります。

…もちろん、大前提としてリスクも増えているという認識が必要ですが苦笑

レバレッジの最大のリスクとしましては、やはり

「自分の資金以上に負ける場合がある」

という点でしょうか。

たとえばFXなどでも少額の証拠金で取引をすることができますが、

ちょっと前のスイスフラン暴落並の変動があった場合、

…追証間違いなし、といった感じかもしれません汗

たとえば総資金100万で500万のシグナルを出した場合、

レバレッジは5倍ということになりますが、

この状態で震災のように全銘柄が−30%変動した場合、

−150万となりますので、

資金が0になるというよりは、

−50万と借金状態になります汗

こういったリスクがある、

という点の認識が必要だとは思いますね〜。

ただ一方メリットもあり、

たとえば逆指値戦略など、

約定率が低い戦略の場合、

全シグナルが約定する事例というのは少ないとは思いますので、

資金効率向上のためにレバレッジをかける、

という考え方はありだと思います。

私の場合ですと、

基本的には全戦略レバレッジなし、

というのが基本スタイルですが、

逆指値戦略のみはレバレッジをかけるのもありかな、

とは思っていたりしますね〜。

ただいずれにしろ、

自分の総資産に対して、シストレ資金がそこまで多くない場合のレバレッジは比較的安全だと思いますが、

自分の総資産に対してシストレ資金の割合が大きい場合のレバレッジは危険性が高い、

とは思っております苦笑

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