トレシズ式資金管理術(25)
■銘柄の重複
複数の戦略をポートフォリオに入れていますと、
…ほぼ間違いなくといいますか、
銘柄の重複が起こります苦笑
異なる戦略で、銘柄Aにシグナルが出る、
といった現象ですね〜。
今日は、
個人的にこのあたりをどう考えているか?
について書かせていただきたいと思います。
私の場合ですと、基本は、
・仕掛け位置が大きく異なる戦略での銘柄の重複はOK
・仕掛け位置が近い戦略での重複はNG
といった感じかもしれませんね〜。
たとえばですが、
・前日終値+5%以上になったら買いという逆指値戦略
・前日終値−5%で買いという指値戦略
という2つでしたら、
普通に重複を許容します。
一方、
・前日終値+5%以上になったら買いという逆指値戦略
・前日終値+10%以上になったら買いという逆指値戦略
という2つの場合には、
寄り天となった場合ダブルパンチとなる場合があります汗
そのため、
基本的には
「5%ルール」
に基づき、
「重複して仕掛けたとして、総資金の5%を超えない場合はOK」
「重複して仕掛けたとして、総資金の5%を超える場合はNG」
という感じかもしれませんね〜。
ただこの「5%」という数字は、
総資金が300万以下など小さい場合には、
10%あたりまでは許容する場合が多いです。
これはなぜかといいますと、
恒例のお話ではありますが、
「総資金が小さいほど、単元価格の影響で1銘柄の動きの影響を抑えにくくなる」
という本質があるためですね〜。
逆に、
総資金が大きくなるほど、
このあたりは綿密に調整する必要がある、
と考えるのが個人的なスタイルです。
もちろん、
「同じ銘柄に重複してシグナルが出ても、構わず仕掛ける」
というスタイルも1つだとは考えておりまして、
このあたりは性格と用途に応じて、
という感じなのかもしれないですね〜。
優先順上位銘柄の方がいい動きをする場合が多いと考えますと、
上記のようなスタイルもまったく間違っているわけでもないと思います。
個人的には性格上、
「最悪な事例から考えるタイプ」
というのを自分でも認識しておりまして汗、
「たとえば3戦略でスカイマークに仕掛けたらえらいことになるな汗」
という前提を元に、
バランスを考えるタイプなのかもしれません苦笑
そのため、
性格に合わせるということがやはり大事なのかな、
とは思っていたりしますね〜。
あくまで個人的なスタイルですと、
「重複を許容するよりは、ポートフォリオ内の各戦略の重複を複数売買ルール化して除去し、その上で各戦略のシグナル数を絞り込む(各戦略で、優先順上位にしか仕掛けない)」
という感じが好みだったりします笑
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