損失幅をなるべく一定幅に抑える方法
昨日損切りについて書かせていただきましたので、
今日は「損失幅をなるべく一定幅に抑える方法」について書かせていただこうと思います。
あくまで一例というだけですが、
「建値からなるべく−2%近辺で損切りしたい」
という場合には、
以下のようなイメージとなるかもしれません。
■成行、寄指、終日指値、不成の買い戦略の場合
手仕舞い条件に、
(1)保有日数が1と同じ
YES→(2)へ
NO→翌日逆指(終日)(0.5%)建値−2%で手仕舞いする
(2)安値が建値−2%よりも小さい(同じ含む)
YES→当日指定値(建値−2.5%)で手仕舞いする
NO→翌日逆指(終日)(0.5%)建値−2%で手仕舞いする
といった感じで設定するイメージかもしれませんね〜。
(逆指値のスリッページ負荷は0.5%としています。)
ただこれも完璧な設定ではなく、
もしかしたらもっといい設定方法があるのかもしれません苦笑
なぜ完璧でないのかといいますと、
・仕掛け日の翌日に、建値−2%よりもギャップダウンして始まった場合に、建値−2%で損切りという扱いになってしまうため、若干都合がいい設定になってしまう
という点があるためですね〜汗
これは、
取引一覧をチェックし、
仕掛け日の翌日に、建値−2%よりもギャップダウンした場合の誤差を集計して確認する必要があるかもしれません。
あとこの手法は、
「逆指値戦略の場合には、正確な検証はできない」
という欠点もあります(ぇ
といいますのも、
逆指値の買いが約定するのはローソク足のどこかが分からないためで、
建値−2%というのがどこなのかが分からないためです苦笑
あと、場中で安値と高値のどちらを先につけたか日足では分からないため、
という要因もあるかもしれません。
ただ、
「常に、高値を付けるのが先」
といった感じで都合が悪い方の前提を採用し、
それで期待値がプラスになるのであればそれはかなり堅牢な戦略、
と言えるかもしれません。
迷った時は、
「自分にとって都合がいい検証はせずに、自分にとって都合が悪い検証方法を採用する」
というのが、
1つの考え方とは言えるかもしれませんね〜。
もしくは、
自分にとって都合がいい検証方法を採用した際には、
過去の取引データを全てチェックし、
怪しい箇所がないか確認してみるのがいいと思っています。
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