システムトレードブログ

短期ロジックと長期ロジック

トレシズ開発方法

戦略を組む際に考える一つの要素としまして、

「ロジックを短期保有型にするか、中長期保有型にするか?」

という点があります。

あくまで個人的な位置付けとしましては、

短期とはデイから数日単位で、

中長期とは10日以上ですね〜。

普通に戦略を組みますと、

・短期型の方がDDが小さく、総取引回数が多い場合が多い
・中長期型の方がDDが大きく、総取引回数が少ない場合が多い(保有期間が長いので、資金的な余力が減るため)
ただし、中長期型の方が1トレードあたりの期待値は大きい場合が多い

といった感じかもしれません。

そして、どっちの方が組むのが難しいかといいますと、

…個人的には圧倒的に中長期型ですね〜苦笑

たとえば中長期型の買い戦略は、

2005年や2013年のような上昇相場ですと確実に勝てるような戦略を作るのは難しくないかもしれません。

一方、

難しいのはやはりといいますか、

2008年や3.11のような下落相場対策ですね〜汗

普通に組むとこういった相場で、

短期型に比べますとDDが大きくなりやすいので、

損失を抑えるような工夫が必要になってくるとは思っています。

とはいえ、

中長期型はマーケットインパクトという観点ですと、

短期型よりも緩和されるとは思います。

といいますのも、

中長期型は1トレードの期待値が大きく、

また時間軸が長いので、

短期型ほどは仕掛けや手仕舞いの比重が大きくないためですね〜。

個人的にはどちらかというと短期型を好みますが、

これは単に、

「短期型の方が組みやすいから」

という理由もあったりします苦笑

ただ、

シストレブロガーの方の中にももちろん中長期型のロジックを使って勝っている方も結構いらっしゃいますし、

短期と中長期型のどちらが正しいというよりは、

好みの問題が大きいのかもしれませんね〜。

個人的にも実は、

トレード日記側に中長期ロジックを導入したいと思っています笑

いずれにしても経験上、

短期型でも中長期型でも、

手仕舞いで1トレードあたりの損失を抑えることが重要、

とは思っていたりしますね〜。

トレシズの「開発方法」の記事

前々記事:戦略開発方法を学ぶシリーズ(22)
前の記事:株価制限はいくらぐらいが妥当か?
今の記事:短期ロジックと長期ロジック
次の記事:バックテスト段階の総取引回数
次々記事:個人的に、使えると思っている指標ランキング

おすすめ記事

最適分散投資ファイルではなく、バックテストファイルに依存させる

個人的には、「戦略成績は、最適分散投資ファイルではなくバックテストファイルに依…

3月現在、開発中の戦略(2)

これは、…相場が盛り上がってきましたね笑開発を急がないと、と考える日々です汗3月…

> このページのURLをPCメールアドレスに送る