システムトレードブログ

成行買い戦略の仕掛け銘柄数

トレシズ開発方法

成行買い戦略の場合、もちろん約定率が100%近いことになりますが、

こういった戦略のリスク管理についてです。

まず、その戦略の資金が500万だったとしまして、

1日の最大仕掛け銘柄数を設定しない場合や、

もしくは個別投入資金が100%になっている場合には、

シグナル発生日にその戦略の資金MAXのフルポジションになる可能性も考えられます。

個人的には、

これが必ずしも間違っているとは思っていない感じで(ぇ、

シストレに割り当てている資金がたとえば2000万など大きい場合には、

資金の25%程度である500万ぐらいはリスクを取っていい場合というのも考えられると思っています。

といいますのも、

その戦略で−10%のDD(50万)が発生したとしても、

総資金2000万に対しては−2%弱程度のDDのためですね〜。

リスクをどの程度とるか?は個人のスタイルという要素が非常に大きいと思っておりまして、

リスクとリターンは比例するということを考えますと、

「自分に合ったスタイルに調整する」

というのが一番大事なのではないか、

と考えております。

私の場合ですとどういったスタイルなのかといいますと、

「やや慎重派」

という位置付けかもしれません苦笑

これがまったく正しいというわけでもなく、

あくまで個人的なスタイルというだけ、というお話ですが、

たとえば上記成行買い戦略の場合ですと、

・1日の最大仕掛け銘柄数
・最大仕掛け銘柄数

を設定する場合が非常に多いです。

この2つの要素をどう決めるかといいますと、

まずは「その戦略の保有日数」を見ます。

デイトレや1日オーバーナイトなど超短期の戦略の場合には、

…仕掛け銘柄数は軽視しています(コラ

一方、仕掛け銘柄数を考慮する場合が多いのは、

やはりといいますか、保有日数が長い戦略ですね〜。

たとえば10銘柄分散、保有日数が3日の戦略の場合ですと、

・1日の最大仕掛け銘柄数は3〜4
・最大仕掛け銘柄数は8

といった感じにし、

「初日や2日目に、フルポジションにならない設定にする」

というのが個人的なスタイルかもしれません。

これはどうしてかといいますと、

初日にタイミングが合っていればいいですが、

タイミングが合っていない時にフルポジションになってしまいますと、

DDがかなり大きくなってしまいますし、

またそれを取り返すのが困難になってしまうためです汗

保有日数が10日を超える戦略など中長期の場合にはどうするかといいますと、

上記に合わせまして、

「個別投入資金を減らす」

という対策をとる場合が多いかもしれません。

といいますのも、

保有日数が長い戦略の場合、

仕掛け銘柄数を設定したとしても連日シグナルが出続ければフルポジションに近い状態になってしまう可能性があるためですね〜。

そのため、

あらかじめ個別投入資金を70%などにし、

30%ほどは現金で持っておく、

といった対策を取る場合が多いかもしれません。

このあたりは、

・その戦略の過去最大DD
・もしくは、2008年等最悪な時期の取引履歴

などをみて、許容範囲内におさめる感じです。

上記はあくまで個人的なスタイルというだけであり、

「リスクの取り方は用途に応じて」

ということにはなってくるかもしれませんね苦笑

「その資金が、資産に対してどの程度の割合か?」
「また、その資金を使って、大きなリターンを求めるのか?それとも安定を求めるのか?」

といった用途に応じて、

運用方法は変わっていくものだと思っております汗

トレシズの「開発方法」の記事

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