追撃買いという手法
逆張り買いの場合、
ひとたび相場がリバウンドしてしまうとシグナルがピタッと出なくなってしまう、
ということがよくあります。
これは要するに、
逆張り買いでは相場が押したところを狙うため、
「相場が押していない時には仕掛ける銘柄がないため」
というシンプルな話です苦笑
ただ、
リバウンドが順調に続くような相場の場合、
シグナルが出ないともどかしい思いをする場合もありますよね。
こんな時に有効な組み方として考えられますのが、
「追撃買い」
です。
ナンピンとは逆に、
相場が上がったら仕掛けるような組み方ですね〜。
これをどう組めばいいかという観点ですと、
いろいろ考え方はあると思いますが、
まっさきに思いつく手法としましては、
「戦略の仕掛け条件の対象日を、1日前や2日前にする」
という手があります。
たとえばですが、
(A)移動平均乖離率(終値)(25日)が−15%以下なら買い
という戦略があったとします。
そして、追撃買いを組みたい場合には、たとえば
(B)移動平均乖離率(終値)(25日)(2日前)が−15%以下なら翌日逆指(期間高値(高値)(3日)+1Tick)で買い
のようにする手法が考えられます。
(※もちろん、Bの方にはもう少し条件を追加した方がいいとは思われますが、今回は例としてシンプルにしています苦笑)
(B)の方は、
一般的にシグナルが出る時期の(A)から2日後にシグナルが出ますので、
もし(A)のシグナルが順調に上がったのであれば、
(A)の手仕舞いが出るあたりの時期にシグナルが出る形となります。
そのため、(A)と(B)の両方を使いますと、
・相場の押し目を狙う
・相場が押し目からリバウンドし、順調に上げが続く相場を狙う
という2つを実現できることになります。
これは販売戦略のカスタマイズ方法としても有用だと思っておりまして、
販売戦略の仕掛け条件の対象日を2日前などにしますと、
普通の人とシグナル発生時期を変えることができるため、
マーケットインパクト抑制対策にもなると思っていたりしますね〜。
また、
上記カスタマイズにより、元戦略とはシグナル銘柄が重なりにくい別戦略になったりします。
「リバウンド相場でちょっとシグナルが少ないなぁ」
と感じている方におすすめのカスタマイズ方法です笑
前々記事:デイトレードでは陽線銘柄と陰線銘柄のどちらを狙うか?
前の記事:得意相場でのみシグナルを出すようにするのも手
今の記事:追撃買いという手法
次の記事:戦略の特性を把握する(1)
次々記事:戦略の特性を把握する(2)