システムトレードブログ

戦略の特性を把握する(1)

トレシズシストレの開発・カスタマイズ

戦略もいろいろなものがありますが、

個人的に重要だと思うのは、

「自分の使っている戦略のタイプを把握する」

という点だと思っていたりしますね〜。

まず、買い戦略の各タイプを挙げてみます。

(1)成行買い戦略

翌日の寄りがどんな動きにしろ、構わず仕掛けるタイプの戦略です。

約定率が高いので、「シグナルが出た銘柄をとにかく買う」というイメージですね。

資金効率が高い一方、

寄り天にはすこぶる弱いという特徴があります。

(2)寄指買い戦略

寄指は基本下で指す場合が多いと思いますのでその前提ですと、

「始値が安く寄ったら買う」というタイプの戦略です。

寄り天の際には約定率が落ちますので、寄り天には比較的強くなります。

ただ、寄りが高く、かつ順調に上げるような相場ではノーポジになったりしますので、

もどかしい思いをする場合も多々あります苦笑

個人的には結構好きな仕掛け手法です。

(3)終日指値買い戦略

終日指値も基本下で指す場合が多いと思いますのでその前提ですと、

「一定ラインまで押したら買う」というタイプの戦略です。

逆張り派の場合ですと必須の仕掛け方法と言えるかもしれません。

イザナミの検証結果に誤差が出ない点もメリットと言えそうです。

弱点としては、

3.11のような底無しの下げの相場で寄指に比べても約定率が異常に高くなりますので、

時々は大きく食らいやすい手法とも言えるかもしれません。

(4)逆指値買い戦略

逆指値の買いは基本上で指す場合が多いと思いますのでその前提ですと、

「一定ラインまで上げたら買う」というタイプの戦略です。

…個人的には最も得意とする順張りの手法です笑

ストップ高など暴騰銘柄を最も引きやすい仕掛け方法と言えるかもしれません。

ただ一方、寄り天に弱い点と、スリッページが発生する点、あとは

「自分が買った株価が最高値」

ということが頻発します苦笑

といいますのも、

「自分が仕掛けているのがその時点での最高値である場合が多いため」

ですね〜。

とはいえ、これは順張りの特性とも言えるので、

諦めるしかない、と思っております苦笑

たまに出るホームランを狙うわけですね。

(5)不成・引け買い戦略

ザラ場中には一切値動きの影響を受けないのが最大のメリットで、

翌日のギャップアップを狙う感じのイメージとなります。

こういった意味では(1)〜(4)とはまったく異なる特性を持っていますので、

1つは欲しい戦略、とは言えるかもしれません。


ざっくりと上記のようにまとめてみましたが、

次回は「このあたりをどう組み合わせていくか?」について深堀りしていこうと思っています。

トレシズの「シストレの開発・カスタマイズ」の記事

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