システムトレードブログ

個人的な戦略開発のコツ(2)

トレシズ開発方法

今日は先日の記事の続きを書きたいと思います。

まずは戦略開発の際に大事になってくる、「移動平均」についてです。

上級者の方にとっては当たり前の内容となってしまうため、どちらかというとシストレ初級者の方に読んでほしい内容となりますが笑

移動平均からは、非常に多くのことが分かります。

■移動平均から分かるトレンド
・25日移動平均が上昇していればシストレにおける中期上昇トレンド
・25日移動平均が下落していればシストレにおける中期下落トレンド

■移動平均から分かる値動き
・株価が25日移動平均より上にあれば、直近25日間で買いで利益が出ている人の方が多い
(=株価は上に行きやすい)
・株価が25日移動平均より下にあれば、直近25日間で買いで損失が出ている人の方が多い
(=株価は下に行きやすい)

■移動平均が果たす抵抗線の役目
・株価が25日移動平均より上にあれば、25日移動平均線が下値のサポートラインor抵抗帯となる
・株価が25日移動平均より下にあれば、25日移動平均線が上値のサポートラインor抵抗帯となる

これらはよくトレード関連書籍などにも書かれていることですが、システムトレードの観点から見ても非常に重要です。

戦略開発の際にも上記のような基本の理解が大事になってくるかもしれませんね〜。

順張り戦略を作りたい場合にはトレンドに従った動きをしている銘柄を売買対象とし、逆張り戦略を作りたい場合には逆にすればいいということになるので、移動平均だけで基本的なロジックを作れないこともありません。

今回はひとまず移動平均について書いてみましたが、指標は一目均衡表やローソク足など、何でも大丈夫です。

「とにかく自分の得意な指標を1個以上作る」

これが戦略開発の際の近道だと思いますね。

初心者の方が序盤に真っ暗な迷路に迷い込んでしまうのは、ゴールデンクロスやデッドクロス、3点チャージ、一目均衡表雲突き抜けなどの有名な仕掛け箇所を順番に試し、

どれも効果がなかったり、欠陥がある事を知り、

「その仕掛け箇所について多くを理解していないうちにまた別な指標を試す」

という行動を繰り返している影響による場合も少なくありません。

まずはいきなり効果を感じなくても、徹底的にその指標の意味を理解する。個人的にはこのあたりが序盤のポイントではないかと思っていますね〜。


…得意といえば、私自身はアニメ関連の話も得意だったりするのですが、
こちらは今のところあまり何かしらの開発の近道にはなっていません(コラ

トレシズの「開発方法」の記事

前々記事:シストレ開発でお悩みの初心者の方向けの話です。
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