システムトレードブログ

勝てる戦略へのアプローチ方法(16)

トレシズ勝てる戦略へのアプローチ方法

ポートフォリオのバランスを調整するにあたって、

一番簡単なのは、

「使用戦略全てを、複数売買ルールとして一体化する」

ことです。

こうしますと、

「大体の、トレンド別のポジション量」

が分かりますので、

非常に直観的なためですね〜。

ポジション量は

私の場合ですと基本的に、

「スイングしている分量」

を意味しています。

つまり、デイトレ分は含めていないということですね。

これはなぜかといいますと、

デイトレはその日のうちに決済するため、

余力がすぐに解放されるためです。

それに対してスイングは、

たとえば震災やブラックマンデー、アメリカ同時多発テロのようなことがあれば、

まず間違いなくストレートに翌日打撃を受けます汗

時間軸が長い戦略の方が、外部要因に影響を受けやすいということですね。

そのため、

「スイングしている分量が−10%〜−20%ぐらい食らっても、耐えられるレベルにする」

というのは個人的な鉄則です苦笑

下の方に、

トレード日記側の全戦略複数売買ルールの日次損益の画像をアップしてみました。

日々のポジション量は、

最適分散投資後の「日次損益」の「株式評価額」で分かります。

個人的なスタイルとしましては、

(1)日次損益の株式評価額が、絶対に総資金を超えないようにする
(2)その上で、上昇トレンドの株式評価額を、下落トレンド以上に引き上げる(上昇トレンドでの買いのポジション量を増やす)
(3)特に、2008年9〜10月(長期暴落)、2011年3月(短期暴落)、2013年4〜5月(長期暴騰)のポジション量を重視

という点を特に重視します。

まず(1)ですが、

どんな相場でもポジション量を総資金未満に抑えることにより、

DDに耐えやすいポートフォリオにすることを目指します。

たとえば2008年のような下落相場でポジション量にレバレッジがかかってしまう場合、

それ以上の下落相場に耐えきれないポートフォリオということになってしまいます。

株式市場というものは、

連続下落日数にしても何にしても、

今後記録を更新し続けるものだと考えております苦笑

そのため、2008年がMAXだと考えることはせずに、

2008年状態でもある程度バッファを設けておくことが重要だと考えます。

(3)の暴落時期のポジション量を確認しておくのもおすすめですね〜。

トレード日記側の全戦略複数売買ルールでは、

2008年10月最大のポジション量は、

資金870万に対して450万となっています。(51%)

そして次に「(2)その上で、上昇トレンドの株式評価額を、下落トレンド以上に引き上げる」という点です。

普通に複数売買ルールを組みますと、

多くの場合、

「2008年などの下落トレンドの方が、2013年のような上昇トレンドよりポジション量が多い」

という状況になりやすいです苦笑

これは多くの場合、

「スリッページを避けるため、ポートフォリオに逆張り買いが多くなっている」

という原因に起因する場合が多いです。

逆張り買いを普通に組みますと、

逆張り買いは相場が押した方が約定が増えるので、下落トレンドの方がシグナルが増えます。

そのためこれは必然と言えば必然です。

とはいえ、これは間違っているわけでもないのですが、

買いでは一般的に、

「上昇トレンドで分量を増やした方が、普通は勝ちやすい」

とは思います汗

「上昇トレンドで買いの分量を増やすにはどうすればいいか?」

という点につきましてはいろいろテクニックがありますので、

次回の記事で書かせていただきたいと思います。

勝てる戦略へのアプローチ方法(16)(1)

勝てる戦略へのアプローチ方法(16)(2)

トレシズの「勝てる戦略へのアプローチ方法」の記事

前々記事:勝てる戦略へのアプローチ方法(14)
前の記事:勝てる戦略へのアプローチ方法(15)
今の記事:勝てる戦略へのアプローチ方法(16)
次の記事:勝てる戦略へのアプローチ方法(17)
次々記事:勝てる戦略へのアプローチ方法(18)

おすすめ記事

勝てる戦略へのアプローチ方法(14)

昨日は、「トレンド別の約定率」について書かせていただきました。勝てる戦略へのア…

勝てる戦略へのアプローチ方法(39)

ポートフォリオの組み方ですが、最近の個人的なおすすめは、・順張り買いと順張り売…

> このページのURLをPCメールアドレスに送る