勝てる戦略へのアプローチ方法(17)
今日は昨日の続きで、
「上昇トレンドで買いの分量を増やすにはどうすればいいか?」
という点についてです。
1番簡単なのは、
「上昇トレンドでしか使わない戦略を入れる」
という手法です。
典型的なのが
「ブレイクアウト系の順張り買い戦略」
ですね〜。
長期の高値をブレイクする銘柄が発生するような地合は、
自然と上昇トレンドである場合が多くなります。
こういった戦略は下落トレンドではかなり約定率が落ちやすくなりますので、
「下落トレンドではポジションを増やさずに、自然と上昇トレンドでポジションを増やすことができる」
という点で便利です笑
ただ、欠点はスリッページですよね苦笑
逆指値戦略によるスリッページを避けたい場合には、
(1)相場情報を使って、上昇トレンドでのみシグナルを発生させる戦略を取り入れる
(2)または、上昇トレンドではレギュラー戦略のロットを上げる
などの方法が考えられます。
何をもって上昇トレンドと判断するかは難しいところですが、
たとえば2008年9〜10月のような超暴落時期にシグナルを発生させない技は結構あり、
よく書かせていただいておりますが、
・日経が25日線上なら上昇トレンドとみなす
・日経の25日線>75日線だったら上昇トレンドとみなす
など、さまざまな方法があります。
少なくとも上記2つのいずれかを入れるだけで、
2008年後半にはほぼシグナルが出なくなります。
上記例では日経を例としていますが、
これは東証一部銘柄シグナルが多いならTOPIX、
新興銘柄シグナルが多いならマザーズ指数を使うのも手です。
たとえば2006年にライブドアショックがありましたが、
この際に打撃を受けたのは、
東証一部銘柄というよりはマザーズ銘柄でした汗
そのため、
マザーズ銘柄シグナルが多い戦略の場合ですと、
日経にはこだわらず、マザーズ指数主体で相場情報を組んでいくのもあり、
とは考えていたりしますね〜。
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