勝てる戦略へのアプローチ方法(25)
「戦略の期待値をどの程度まで上げればいいか?」
というのは結構永遠のテーマですよね苦笑
これは結構私自身今でもよく考えるお話であり、
いまだに結論が出ていません(ぇ
期待値そのものは、
組み方によっては10%以上のものも作れます。
ただ、10%を超すためには多くの場合、
・市場の暴落時期を狙う
・もしくは、保有日数を長めにする
といった組み方が必要になることが多いと思います。
現実的にどの程度の期待値が必要か?という観点ですと、
・どういった市場、売買代金の銘柄を相手にするか?
・保有日数はどれぐらいか?
・資金量はどれぐらいか?
といった部分の考慮が必要になってくるかもしれません。
たとえば資金量が極めて大きい場合、
大型株を狙う短期トレードの場合には、
当然あまり大きな期待値は望めませんので、
どちらかというと、
「期待値は低めで、その代わり1銘柄投入額と取引回数を増やして利益を確保する」
というスタイルに近づいていくかもしれません。
私自身の考えとしましては、
「資金量が小さい人ほど、期待値を上げた戦略を使った方がいいのではないか?」
と思っていたりしますね〜(ぇ
といいますのも、
資金量が小さいと使用できる戦略数も少ないですし、
資金が大きい場合に比べますと「取引回数」がどうしても減るためです。
取引回数を増やすことによって利益を底上げする、
という手法が難しくなるためですね〜。
一般論で「期待値はどの程度あればいいか?」という観点ですと、
あくまで個人的な好みですと、
下限は0.6%です(ぇ
もちろん0.6%で勝つためには、
・取引回数の多さ
・かつ、マーケットインパクトが小さい位置
・かつ、手数料負けしない1銘柄投入額
等が必要になってくるとは思っています苦笑
ただ0.6%というのもピンキリで、
小型株を相手にしているのであれば特に上記考慮が必要ですが、
大型株を相手にする戦略であれば、
結構長く使える戦略である可能性もあります。
そのため、
「ポートフォリオバランス的に、取引回数を重視するのか?それとも期待値を重視するのか?」
という点を十分に考えた上で期待値を設定できると無難かもしれませんね〜。
なお、私自身はどれぐらいの期待値の戦略を使っているかといいますと、
■順張り買い
期待値0.6%〜2%
■逆張り買い
期待値3%〜10%
あたりのものを好んで使います。
順張り買いは特に短期で運用しているため、という理由もありますが、
個人的に順張り買いでは手広く攻め、取引回数を稼いで利幅を狙うタイプなので、
期待値が低めなのかもしれません苦笑
あと、損切りも徹底しているので、
その分取引回数を増やしている感じですね〜。
逆張り買いでは、
なかなか損切り設定が難しい点から、
どちらかというと期待値と勝率を重視するような組み方にする場合が多いです。
ただ、
資金がかなり大きければ、
もちろん期待値を落として取引回数を増やすような組み方もできるとは思いますね〜。
資金が大きくなればなるほど、
期待値が大きい箇所というのは狙いづらくなります。
これは、
資金が大きいほどボラが大きい銘柄を相手にしにくくなるためです。
そのため、
「その戦略が機能すると考えられる資金量の考察」
が結構重要ではないか?
と考えていたりしますね〜。
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