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勝てる戦略へのアプローチ方法(26)

トレシズ勝てる戦略へのアプローチ方法

ポートフォリオを考えるにあたって、

絶対に重視する必要があると考えておりますのが、

「仕掛け位置や市場によるリスクバランス」

です。

たとえばですが、

引けで仕掛け、翌日寄りで離す買い戦略があったとします。

この戦略のバックテスト段階の勝率が60%だったとしまして、

期待値も高い戦略だと仮定します。

「勝率60%だから、投入額を増やしても平気だろう」

という認識で、

たとえばその買い戦略に全資金を投入したりしますと、

…翌日の日経平均が下げて始まると、全敗したりします汗

根本的にシストレ戦略の成績は、

ほぼ確実に、日経平均やマザーズ指数などの影響を受けます。

これは保有銘柄が東証一部銘柄なら日経平均の影響が大きく、

保有銘柄がマザーズ銘柄やJASDAQ銘柄が多い場合にはマザーズ指数等の影響が大きいということです。

よくありがちなのが、

「NYダウが上げで、CME日経平均先物も上げだから、保有銘柄も上昇するだろう」

という発想があるのが常ですが、

この考え方は結構危険だと思っていたりします苦笑

といいますのも、

もちろん保有銘柄が東証一部銘柄が大半であったなら、

上昇して始まる可能性大だと思います。

ただ一方、

保有銘柄がマザーズ銘柄等の場合、

ダウが上げたからといって、上昇して始まるかどうかは一切分かりません苦笑

…もちろん、ダウ下げよりは上げの方がいいとは思いますが(ぇ

新興銘柄の上げ下げを、

日経平均から考えるのは危険、ということですね。

あくまでマザーズ指数やJASDAQ平均等から考えるべき、ということです。

その上で、

たとえばブレイクアウト系買い戦略の場合ですと、

「その時盛り上がっている市場を相手にした方が成績がいい」

という特徴があると思っています。

今でいいますと、

日経平均・JASDAQ・マザーズの中では、

25日線の勢いが最もあるのはマザーズですので、

直近のブレイクアウトではマザーズの成績が一番良かった可能性が高いと思います。

そして、

日経平均とJASDAQはやや横這いに近い感じですが、

25日線は微妙に上昇していますので、

今後東証一部に資金がシフトする可能性はあるかもしれません。

そのためですが、

・その時期に盛り上がっている市場を相手にする
・保有銘柄に対応した市場を見るようにする(戦略にその指標を組み込むのももちろんありです。)

といった考え方が、

結構有効なのではないか?

と思っています。

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